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0381 - あっちこっち文庫
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本を通じて、地域に新しい人の流れを作ることを目標として『あっちこっち文庫』という仕組みを始めることになった。
きっかけは、静岡県磐田市内にあるドリンク店『drinks+ HOCHA HOCHA』の南里さんが本が大好きで、本好きの人と交流するイベントができないかなーと、同じく磐田市内にあるコワーキングスペース『はじまりのオフィス』のさいとうさんに相談したことから。
そして、はじまりのオフィスの会員であり、本の交流会イベントを主催していた自分(プロトペラの鈴木)にも声がかかり、3人で集まったが数ヶ月前のこと。
そこから雑談が思いがけない方向に転がりだし、イベント開催ではなく「本を自由に貸し借りできる仕組みを作ろう」という話に変化した。
で、最初に認識をすり合わせるために作った企画書がコチラ。
市内のお店や施設に専用の本棚を置いて本を並べる。訪れた人は、気になる本があれば自由に借りてOK。そして、借りた本はどこの本棚にでも返却可能。やること自体はとてもシンプルだ。
これによって、1つの本棚のラインナップは流動的になる。同じお店に定期的に足を運んだり、気になっていたけど訪れるきっかけを作ることができたり。また、本の提供者も明記すれば「この人、こういう本が好きなんだ」と知る機会にも繋がる。
まさに、本を通じて地域に新しい人の流れを生み出すことができる画期的な仕組み。南里さんが当初想定していた交流イベントからはかなり飛躍してしまったとは思うが、結果オーライとはこういうことだろう。
じゃあ今すぐにでも始めようじゃないかと、誰がいつまでに何をするかのタスク整理を始めてみたのだが、いざ考え始めると、まあ次から次へと課題が出てくるわ出てくるわ。
細かく挙げると30個くらいあるわけだが、大きな課題としてはこの3点。
1. 本はどうやって集めるの?
2. どんな本をOKにするの?
3. どうやって本を管理するの?
特に「3」については、本があっちこっちに旅立つという特性から、どのようにすれば管理できるのか良い案が見つからない。世の中に存在するサービス、アプリ、似たようなことをやっている事例などリサーチしまくったが、どうにも「これだ」と思える突破口には繋がらなかった。
(次回につづく)