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0397 - 失敗しないための作法

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前回のつづき

「マツヤマさんのがっこう」にて松山さんの口から語られた内容について、大袈裟ではなくヨイショするわけでもなく「僕は、そうは思わないな」と感じる部分が全く無かった。

それだけの経験則から来る確固たる信念に基づいたお話だったからということももちろんあるだろうが、振り返ってみて1つ気づいたことがある。

松山さんが語ったことは「成功する方法」ではなく「失敗しないために気を付けること」だったのだ。

以前読んだ(紹介した)この記事がとても好きなのだが、こちらの内容に大きく通じるものがある。

成功は、その人がそれまで積み重ねてきたこと、置かれている状況、タイミングなどの環境に大きく左右されるので再現性が低い=アートなもの。返って、失敗はどんな人でもだいたい共通するパターンがあって再現性が高い=サイエンス寄り。

松山さんが語ってくれたのは主に「作法」について。それは信頼を積み重ねていく上で大切なことだが「積み重ねるための作法」というよりも、時間というコストをかけていくことで信頼は積み重なるという前提の上で「その積み重ねを台無しにしないための作法」だったように強く感じる。

「経営者なら、こういうことしちゃダメです」
「これって、もし自分が言われたら嫌でしょ」
「そういうこと言っちゃうって、もったいないよね」

つい「成功する方法(上手くいくためにどうするか)」ばかり追いかけがちだが、大切なのは、やはり「失敗しないための作法」だと、マツヤマさんのがっこうで改めて考えさせてもらった。

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