0450 - 待ち合わせと予定の入れ方
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東京で仕事していた時に比べ、地元(静岡県西部)へUターンしてから「高齢者」と接する機会がグンと増えた。
経営者、市議、組合長、地域活動団体の代表などなど。立場はそれぞれだが、自分と同世代(30〜40代)に比べ、高齢な方々には概ね共通していることがある。
それは「待ち合わせ時間より、かなり早く現場に来る」という点。
例えば、どこかのカフェで15:00から打ち合わせする約束をしたとする。てことは直前(14:50頃)までは自分の作業が進められるなという心持ちでいるのだが、得てして30〜40分前には現れるのだ。
同じ日&同じ場所で打ち合わせが重なる場合、前の人と次の人がバッティングしないよう30分の空白時間を入れて予定を組むようにしているのだが、その意味も見事に無くなる。
最初は、車移動なので信号や道路の混雑具合などで正確な時間が読みづらいこともあり、時間に余裕を持って出かけて目的地に早めに着いてしまう「地域性」の問題かと思ったが、どうやらそうではない。同世代の人たちとの待ち合わせだと、早く着くとしても5〜10分前がせいぜい。30分以上も早く到着するのは、体感的にほぼ100%の確率で60歳以上の方なのだ。
世代的に、30分前行動という価値観が根付いているのだろうか。単に、時間にゆとりがあるので余裕を持って動いている結果なのだろうか。はたまた、年齢を重ねると時間の感覚がゆったりする副産物なのだろうか。
細かいことは気にせず、ひとまず高齢者と会う際には「直前は1時間の余裕を持って予定を入れる」というマイルールが定められたのだった。
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