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0318 - 初めて車を買う(前編)

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持つべきものは友である、なんてことを言う人がいるが、本当にそうだなと最近しみじみと感じた。

地元である静岡県西部地区は完全なる車社会。車が無いと真面目に生活に支障をきたすレベルな地域だ。なので、大人になると1人1台といった感じでマイカーを所有するのが当たり前。

僕は高校卒業前に免許は取った。しかし進学先が東京であり、その後もなんやかんやと20年以上も「都内に住む」または「都内に通う」生活をしていたため、これまで「車を買う」という機会が無かった。

昨年(2019年)Uターンしてからも、いわゆる通勤のある仕事ではないし、家には複数台の車があり家族が使わないタイミングに借りられるし、近場であれば運動不足解消のため自転車で移動することも多かったりで、特にマイカーを持つ必要性は感じなかった。

といいつつも、ありがたいことに地元でも着々とプロトペラの存在を知ってもらえるようになり、出かける(人に会う)用事は増える一方。

何かお誘いを受ける度に、家族に「この日のこの時間は車が使えるか」を確認するのもなかなかの手間だ。更に「使えない」となった場合、そのために予定自体の調整まで必要になってしまう。いかんともしがたい。

これはもう潮時かなと、いよいよマイカーを持つ決意を固めたのだ。

自分は会社を経営しているため「社用車」として入手することも可能。

・新車を購入する
・個人で中古車を購入する
・会社として中古車を購入する
・知人の不要になった車を安く譲ってもらう
・会社としてカーリースを利用する

などなど。道楽ではなく、あくまで仕事でも使う車として、どのように入手するのが得なのか(損をしないのか)調べてみた。

何事でもそうだと思うが、初めてのこととなると、思いのほか知らないことが多くてショックを受ける。単に車を買うだけではなく、その他諸々、いわゆる「維持費」としてそれなりな費用がかかるんだなってことを、今更ながら認識した。

友人への相談も含めて吟味した結果「会社としてカーリースを利用する」のが良さそうだという結論に達した。会社名義で契約できる。車検・保険・税金など全て込みの月々定額なので経理処理が楽。基本的に新車に乗れる。5〜7年乗ったら、残額があっても新しい車に乗り換えが可能。なかなか良い条件が揃っている。

さて、どんな形式で入手するかは決まった。あとは「どのサービスを利用するか」さえ決まれば、晴れてマイカー生活のスタートである。

・・・と思った翌週に、これまで調べていたことが全て無になる出来事が起こったのだった。

(後編につづく)

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