見出し画像

ただ好きなので地元の方言を紹介したい

まずは下記の画像をご覧ください。

これの名前はなんでしょう?

皆様はこれを何と呼ぶでしょうか。
今川焼、大判焼き、回転焼き、御座候、ベイクドモチョチョ……
私はこのお菓子を見るたびに思うのです。

あ、日切焼ある……(地元の和菓子屋さんでの商品名)

そんな日切焼があるところ、愛媛県の伊予弁を紹介したい。

伊予弁とは

まずは伊予弁について話さないけんね。伊予弁は愛媛県、おもに松山周辺のことをぼんやり指してるイメージがあるなぁ。例えば宇和島の人に伊予弁つことるゆうたらなんか違和感あるもんな。

夏目漱石の小説、「ぼっちゃん」の影響で「~ぞなもしって言うんでしょ!」て聞くけど一回も聞いたことないなぁ。それこそぼっちゃん感を出すために言うてるのは聞いたことあるって感じやね。

さっきから語尾に小文字使とんのは関西弁とのニュアンスの違いを表現したいからやね。基本のんびりしとるから母音が残りがちやねぇ。なんやかわいい方言として紹介されたこともあるとかないとか。

関西弁が怒っとるようで怖い人も伊予弁やったらそんなことないはずやけん、いっぺん来てみてな。そして永住してな

伊予弁がはよ馴染むよういくつか紹介しますわ。
(宇和島の方は語尾が"わ"になりがちという私の偏見)

1.~けん、~やけん

これはもう伊予弁とかじゃなしに中四国、特に瀬戸内側でよう見られる訛りやね。"~だから"、をそのまま言い換えしてるだけやけん、まだわかりやすい方やね。広島やと"~じゃけん"やったり、微妙に地方で変形されとるんよ。

それにしても高知の人はなんで"~じゃき"になったんやろね、"けん"から"き"への変遷を追っかけたりしたらおもしろそうやね。

2.~んよ、~とんよ

さっきから頻出しとるけん大体察しのついてる人もおるやろね。"~だよ"、"~してるよ"、が置き換わっとんよ。一個注意なんは、"~とん"で止めちゃうと「何やっ"とん?"」みたいに疑問形になることやね。

3.かまんよ

ここからは単語の紹介やね。漢字にすると"構んよ"。"構わないよ"の省略やけん、使い方もそのままよ。よく"Come onよ"と間違われたみたいな小話あるけど、ルー大柴みたいな人やと思われてるんやろか……

4.むつこい

これは料理に対する感想の言葉やけど……近いのは"脂っぽい"、"しつこい"、"味が濃い"やね。どれとも少しづつニュアンスは違うけどこう言われたら薄める方向でどうにかなるか考えてな。ちなみに松山は全体的に味付けが甘めなんよ。

5.いってこーわい

意味としては"行ってきます"。帰ってくるという意味は含まないので注意!行って"来る"→行って"こーわい"やけん伝わる思とったけど、そんなことないんやね。"帰ってこーわい"もあるよ。この場合"帰ります"の意やけん、またね~っていうたってな。

6.おいでんか

”いらっしゃいませんか”。四国松山に”おいでんか”。





永住しろ。