STEM女子への機会まとめ
こんにちは、ぷろとんです!(トップ画像はただの猫自慢です)
知ってる方も多いかと思いますが、STEM女子とは
Science
Technology
Engineering
Mathematics
を学んでいる/学びたいと考えている女子のことです!理系女子とおおよそ同じ集合ですが、リケジョといわれるのが嫌いな私はSTEM女子って言葉をあえて使っています。
さて、昨今いろんな団体がSTEM女子応援のイベントやプログラムを開催していることを知っていますか?ぜひどんなイベントやプログラムが提供されているのかを対象学生に限らずみなさまに知っていただきたいので、ここに知っている限りをまとめます!(探した限り、まとめサイトみたいなものはなかったのでぜひシェアしていただけたら嬉しいです)
もし他にあれば,ぜひコメントでもツイッターのDMでも何でもいいので教えてください!みなさまのお力でよりよりまとめにしてゆきたい所存...!
政府主催 >> 大学主催 >> 企業(本業が理系学生応援に特化していない)主催 >> その他企業や団体主催
の順で取り上げていきます!
1. 政府主催
リコチャレ by内閣府男女共同参画局
対象 : メインは女子中高生。そのた女子学生向きのものも一部ある。
”理工系分野に興味がある女子中高生・女子学生の皆さんが、将来の自分をしっかりイメージして進路選択(チャレンジ)することを応援するため、 内閣府男女共同参画局が中心となって行っている取り組みです。理工系分野が充実している大学や企業など『リコチャレ応援団体』の紹介や、団体が実施するイベント情報の提供、 理工系分野で活躍する女性からのメッセージ紹介などを行っています。 メッセージを掲載している先輩女性の中には質問を受け付けている方もいますので、ぜひ活用してください。”とのこと。
進路に悩む女子中高生向けの動画まで作っていて応援してくれている感じです。(動画はちょっと学生映画みたいな棒読みだけど、でもこういうのを作っていることが嬉しい)
かなりの数のイベントが随時開催されているので一度見てみて欲しい...!
2. 大学主催の機会
東京大学(男女共同参画室)
対象 : 女子中高生、その保護者
いずれかの理系の学部の女子大学生や女性研究者のパネルディスカッションや公園 / 理系学部の特色や研究内容紹介/ 講演者を招いての啓蒙 / 進路相談...など様々。一回きりのイベントが年に何度も開催されている(おそらく夏が多い...?)
サムネが出ませんが、東大主催のイベント情報が更新され続けているのでぜひ上記リンクをチェックしてみてください!
私自身高校生の頃に参加して大変励みになりました。
御茶ノ水女子大学
対象 : 女子中高生、その保護者/教員、女子大学生/大学院生
これは女子中高生を応援するイベントも多いのですが、それ以外に大学生以上も参加できるシンポジウムや講演会なども多く開催されていて、男女とかもはや関係なく聞いてみたい講演があります。
女子中高生向きのイベントだと、プログラミングを学ぼう〜みたいなものもあるのでぜひ参加してみて欲しいです!
3. 企業主催の機会まとめ
Google STEP
対象:コンピュータサイエンスを学び始めた、学びたい女子大学生
これはGoogleが提供している教育プログラムで、毎週プログラミングやアルゴリズムについて学び講義を受けることができます。
さらにその後面接を通過すれば、Googleでのインターンに参加できるので、エンジニアになりたい大学生におすすめです!
Google Women Techmakers Scholarship
対象 : コンピュータサイエンス関連を専攻している女子大学生
数年前まではAnita Borg奨学金という名でしたが、現在はWTMという名前になりました。私は大学1年のときの学科紹介をしてくれた先輩がこの奨学金の紹介も一緒にしていて、卒業までにこの奨学生に選ばれることが私の目標でした。
詳しい内容は下のブログにまとめてあるので、ご興味があればそちらもぜひ読んでみてください!
簡単にまとめると、アジアとオセアニアの各国から集められた女子大学生が、ジェンダーギャップについて学び、さらにそれぞれの国が抱える問題を共有する合宿を行います。Googleが宿泊費も交通費も食費も負担してくれ、さらにコーディング面接対策の講義や、Androidのプログラミングの講義、ジェンダーギャップを理解するための講演、Googleで活躍されている方によるGoogleのサービスについての講演......などなどもりだくさんな内容でした!
IBM メンタリングプログラム
対象 : 理系の女子大学(院)生ただし大学を通しての応募になるので大学によって応募できるかが違うかもしれない。観測したのは東大、東工大、筑波、御茶女、早稲田、慶応...あたりなのでその学生は教員に問い合わせて見てもいいのではないでしょうか!
内容をシェアしてもいいと言われたが、インターネット上での告知が行われていなさそうなので結構closedなプログラムです。
数回の全体でのイベントでは、IBMで活躍されている女性の講演、Watsonを使った性格分析、学生どうしでの交流を目的としたゲームなどが行われます。一人の学生に一人の女性社員さんがメンターとしてついて下さり、三か月間いつでもメールやオフラインで人生や進路の相談に乗ってもらえます。また、メンター以外の方へのインタビューなどもセッティングしていただけます。
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/eng/gender/event/2018mentaring_170831.pdf
日本自動車工業会 理系女子応援プロジェクト
対象 : 理系選択or理文未選択の中高生(男子学生も対象に入っている)
車に関するエンジニアリングを体験できるプログラムが開催されているとのことです!詳しくはリンクをご確認ください。
4. その他イベント(一度きりでなさそうなもの)
CTF for Girls
対象 : 女性(自認含む)。年齢関係なく参加可能であり、こどもを連れての参加が可能な回もある。学生のみを対象にしたCTF for School Girlsというイベントの開催歴もある。
CTFはCapture the Flagというセキュリティの知識を駆使して問題を解いた数とスピードを競う競技で、大会も行われています。例えばSECCONが有名な大会のひとつです。
CTF for GirlsはCTFを始めたいor学びたい女性向きに勉強会を開催しています!毎回テーマが決まっており、例えばあるイベントでは暗号について詳しく講義を行い、その後その分野に関連した問題を解いて理解を深める、という内容です。
毎回かわいいスイーツも楽しめます!懇親会ではセキュリティの仕事をしている方のお話もうかがえることもあったりなど、刺激的なイベントです。
参加者は高校生~社会人と幅広く、ネットワーキングにも良い機会です!
women who code
Waffle
対象: 女子中高生
WaffleはIT業界のジェンダーギャップを埋めようとしているNPO法人で、特にTechnovation Girlsというイベントに参加する学生のサポートに取り組んでいます。
Technovation Girlsとは、米国のSTEM教育系NPO「イリデッセント iridecent」が2010年から主催しているコンテストで、世界の10〜18歳までの女の子たちを対象に、これまで78カ国以上、15,000人以上の女の子たちが参加しました。決勝に選ばれると夏にアメリカ・シリコンバレーに決勝大会に招待されます。
Waffleではこれに参加する学生のメンタリングを行っているそうです。
リケジョカフェ
対象 : 理系の女子大学生
さまざまな企業の技術職で活躍している女性へのインタビューを女子学生が行う企画 / 女子学生向きに限らず技術職のインターン紹介など。サポートというよりは就活斡旋サイト(リクナビとか)に近いかもしれないですが、企業の技術職の方と話せる機会があるのは嬉しいのでリストに加えています。
おわりに
おそらくまだまだたくさん機会は転がっているのではないでしょうか!もし追加したらいいよ!ってものがあればぜひ教えていただけたら嬉しいです!
そしてぜひ、知り合いの女子学生に会う機会があれば、こういう機会もあるんだよって伝えていただけますでしょうか!もしかしたら本当に自分のやりたいことが見つかる手助けができるかもしれません。