脆弱性情報:IEの脆弱性(CVE-2019-1367)をまとめてみた
OJISANTAが緊急度が高いと判断した脆弱性情報を発信。
製品の利用がある組織については対応を強く推奨。
概要
2019年9月23日、マイクロソフトが2件の脆弱性に対して、定例外のセキュリティアップデートを公開。本記事では利用率の高さを考慮して、Internet Explorerにおいて任意のコード実行をされる脆弱性(CVE-2019-1367)のみを取り上げる。
想定されるリスク(推測)
OJISANTAの調査では、攻撃者が任意のコード実行できることから、
情報漏洩/サイト改ざん/サービス拒否が発生すると判断。
影響を受けるVersion
・Internet Explorer 11
・Internet Explorer 10
・Internet Explorer 9
IPA:https://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20190924-ms.html
対応判断基準
※1,2 NVD:https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2019-1367
※3 マイクロソフト:https://portal.msrc.microsoft.com/en-US/security-guidance/advisory/CVE-2019-1255
対策
恒久策:
セキュリティアップデートの適用
マイクロソフト:https://portal.msrc.microsoft.com/en-us/security-guidance/advisory/CVE-2019-1367
暫定策:
JScript.dllへのアクセス制限
マイクロソフト:https://portal.msrc.microsoft.com/en-us/security-guidance/advisory/CVE-2019-1367
<補足>
jscriptを使用する特定のWebサイトの表示に影響がでる場合があるので、恒久策の実施をOJISANTAは推奨。
以上
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