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謝罪×感謝

今年の春
父方の祖母が
新型コロナウイルスにより亡くなり

そして
5/4に
葬儀を終え

今夏のお盆に
お墓参りをしてきました


この事を書くことは
身内を否定する様な表現をしてまうことから

記事にするか悩んでいたのですが

わたしの何かの想いからなのか
それとも特性故なのか

ただ
今年も半年が経った
その中での1番印象的な出来事だったため

今回は、その1番印象的な葬儀の場で起きた一幕を

綴ってみようと思います


わたしにとっての
父方の祖母(以降祖母とします)は

父親にとっては実の母ではなく
(実母は父の若い頃に他界しています)
2人目の育ての母でした

わたしにとっては
生まれた時から変わらずの祖母だったため

違和感はありませんでしたが

父親はどういう気持ちだったのか…

わたしは今世で
母親が変わるという体験はしていないため
わかりません

むしろ逆にわたしが
わたしの娘たちに

親が変わってしまう可能性がある
不徳の業を生み出してしまうことにはなりますが


本題に戻ります

祖母は口数が少なく
微笑むようにしながらいつも笑っている

そんな祖母でした

祖母の妹様が
葬儀の後

「お姉ちゃんに結婚してほしい!家族が増えたら嬉しい!」
「そう言ったら結婚してくれた、そんな自分よりも他人を優先する優しい姉でした」

と仰っていました

祖母は
とても優しいお姉さんだった様です

確かにわたしも
祖母に怖いという印象はまったくありませんでした

その分というわけではありませんが
祖父が家族に対してはあたりが強く
とても頑固者

(わたしは孫であるため
その風当たりはそれほど受けてきませんでしたし
今も受けてはいませんが)

確かに
父や叔母・近しい人間に対しては厳しい態度だったり
苦労してきたのだろうということが
年を重ねるごとにわかる様になりました

そして年々、より強固になっている様にも感じています


葬儀の際

喪主を務めたわたしの父が

「父はとても頑固者で
義母には苦労をかけっぱなしだった」

と語っていました
(祖父は現在老衰により耳が聞こえません)

そんなわたしにとっての父も…
とても頑固者で融通の利かない人なのですが…
(そしてそれは、耳の痛いことにわたしも受け継いでいるわけで…)

祖母はそんな祖父をずっと側で支えてくれた人なのだと
改めて感じることとなりました


そして
それを1番わかっていたのが
実は祖父だった様で

棺の蓋を閉める際

頑固者の祖父が
急に

ごめんね…ごめんね!…


何度も泣きながら謝り始めました

おそらく祖母の存命時には一度も
その言葉を出さなかったのだと思います

これには
親族一同驚いた様子で
その時は会場が何とも言えない悲しい雰囲気に包まれました

わたしも
思わず涙が溢れそうになりましたが
ここでふと思ったことがありました


ありがとう

という言葉があると
祖母も喜んでくれるだろうな

ごめんね

というのは謝罪になります

謝罪は勿論大事です

何かに対して自分に非があるとしたら
ちゃんと謝る

祖父のごめんねの言葉の中には
感謝も内包されている
そんな気も充分に感じられましたが

この世界には言霊というものもあるので

ありがとう

という感謝の意もちゃんと伝えられると
良いなと

祖母も報われた気持ちになります

きっと

(※祖父について良くない印象の綴り方をしてしまいましたが
大前提としてわたしは祖父が大好きです
子供の頃、一番良くしてくれていたと感じていたのが祖父だったので
今でもその記憶や気持ちは変わらずにいます)


全てをわかっているわけではなく
偉そうに綴ってしまいましたが

謝罪と感謝

別れの場でのことで
不謹慎だとも思いましたが

やはり大事だなと感じた出来事だったため
書かせてもらいました

わたくしごととしては
代々受け継いでいる頑固さを
何とかしなければと思っています

人の振り見て我が振り直せ

気をつけてはいるものの

おそらく、側から見たら
自分が思っている以上に頑固ものだと思うので

この性質は今世での業の1つだと思って
今世中に解消したいと思います

謝罪と感謝

親しい人には何故かより難しくなってしまうものですが

親しき中にも礼儀あり

という言葉もある通り
難しいことかもしれませんが

より心掛けていきたいと思います

というところで

今回の記事を終わりにします

ここまで読んでくださり
ありがとうございました




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祖母にはご存命中
大変お世話になりました

わたしもご迷惑をかけたことが
多分にあったかと思います

本当にありがとうございました

どうか来世
より良い人生でありますように

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