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4designs株式会社CEOの有山です。今月より募集を開始して来月5月30日から開講する「プロティアン・キャリア戦略講座(基礎/実践編)オンライン版」について書かせて頂こうと思います。この講座の特徴については、後ほど書かせて頂きますが、一言でいうといままでにない「キャリアを考える作法(フレームワーク)で戦略策定(3ヶ月)し、実践(3ヶ月)までして型を身につけることができる講座。つまり、理論をもとにキャリアを考えるフレームワークを身につけられる講座」となっています。

この作法を身につければ、自分の軸を失ってモヤモヤして、短期的な目線で転職などを繰り返すことがなく、キャリアに迷ったときにいつでも立ち戻ることができる「ツール(フレームワーク)」「考え方」が身につけられる講座、そうお考え下さい。

■キャリア支援サービスに対する課題感

今回講座を開講するにあたってのきっかけは、私自身が感じたふとした疑問からでした。私自身6回(転籍除くと5回)の転職活動を経験したなかで、目の前の短期的な課題(希望する転職先の紹介、上司とうまくいかない、2社から内定もらったがどちらがいいか、自分が高く売り込める会社等の相談)に応えてくれる優秀なキャリアコンサルタントや転職先を紹介してもらえる転職エージェントは世の中に数多くあります。

でもモヤモヤするたびに案件ベースにいろいろなエージェントに相談するのではなく、中長期にわたってキャリアを考える「軸」や「フレームワーク」をがないので迷うのではないか。本当の自分の理解の仕方、外部環境と理解した自分を踏まえて「戦略的」に考える作法があれば、多くの人が生き生きと働くことができるのではないか。と感じたことです。

つまり、経営相談でいうと資金繰りや販路の拡大といういまある短期的な課題を相談できる各地の商工会議所(個人ではハローワーク)や、人事やファイナンス、法務など経営課題(個人では転職、起業等)が明確な場合、支援をしてもらえる民間事業者(転職エージェント、起業支援機関等)は多くある。

そして、経営理念から整理して、中長期でどのような戦略をたてるのかという、企業の「中期経営計画策定」を支援するフレームワークツール(SWOT分析、4P、3C、PEST分析、PPM・・・・※説明は今回の趣旨ではないので省きます)は、多くある。でも、人生という一大事業を考えた時に自分の人生(キャリア)を考えるフレームワークはない、我々個人のビジョンから整理して中長期キャリア戦略を支援をする仕組みは確立されていないのが実態です。

「ないなら自分が中長期で利用できるキャリアを考える作法(ツール)をつくり、多くの人に提供することで自分らしく働く人を増やせるサービスを創ればいいのではないか。」そう考え、この講座の設計に着手しまして今月開講する運びとなりました。

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今回、自画自賛となりますが、最高の支援者のもと、キャリアの軸を開発するツールが設計ができたと思っています。何がいままでになく、何が最高なのか、その理由とともに講座の特徴について順に説明をさせて頂きたいと思います。

【講座の特徴】

1.100年時代に即したキャリア理論を軸に戦略設計

プロティアン・キャリア理論は、ダグラスホールによって提唱されたものですが、端的に言うと社会変化に合わせた変幻自在なキャリア開発となります。詳細は、講座内容を紹介したページにて記載がありますが、端的に言うと組織内キャリア開発から個人が主体的なキャリア開発への移行、多様な価値観を踏まえた個人のアイデンティティに沿った心理的成功を目指し、時代変化に合わせて学び続け、時代に適合(アダプタビリティ)していく考え方でキャリアはあくまでプロセス(経験の連続)と考えます。

そして、このキャリア理論をベースに「ライフシフト~100年時代の人生戦略」(リンダ・グラットン著)にて述べられた無形資産の考え方を取り入れ、まさに100年時代のキャリア開発をまとめた本が当講座の講師でもある田中研之輔教授が書いた「プロティアン ~70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術~」となっています。

まさに100年時代と言われ、マルチステージのキャリア資本の蓄積を戦略的に考えていくうえでの最高の講師を迎え、最新理論をもとにコロナ時代に沿った個人のキャリア開発ツールの利用の仕方を伴走してサポートします。

2.禅(Zen)で主観的な生き方(自分を理解する)

プロティアン・キャリア理論における「アイデンティティ(自分を知ること)」は、自分の興味・価値観・能力などに対する自己理解の程度及び過去と現在と未来の自己概念の統合の度合いをいいます。つまり「本当の自分」をいかに理解し、自分が何をしたいのか、について、スティーブジョブズも魅せられた禅をもちいて自分の現在地について確認します。こちらは、武田信玄の菩提寺である恵林寺御住職の古川周賢老大師に講師として「生き方」についてヒントを得ます。詳細は、「禅とキャリア戦略」のnoteをご参照ください。

3.科学的アセスメント(客観的な自分を知る)

アイデンティティについては禅による主観的な観点だけではなく、客観的な自分の特性を知るために国内外の大手含めて多くの企業でも取り入れられている科学的なアセスメントツールを用いて、客観的な自分の特性についてもフィードバックを行います。禅による「主観的な自分」と科学的な観点からの「客観的な自分」、両面からよりよく自分を理解する。つまり、自分の「長所」を理解し、自分がストレスがかからず、能力を発揮できる「環境」を知ることが、自分らしく働くための第一歩、ここでは客観的に自分自身を見つめます。

4.キャリア×マネー(制約条件を整理する)

キャリアを考えるとき多くの方が年収という制約条件がネックとなり、キャリア戦略の拡張性に影響を与えます。しかし、キャリア戦略とマネー、つまりライフプランニングを融合して考えるキャリア講座は数少ないのが実情です。専門家も違います。ですが、当講座では、キャリア×マネーの専門家であり経済番組の元キャスターでもある和泉昭子氏を講師として、キャリア戦略に合わせた具体的な自身のライフプランニングを行います。こちらもnote「マネーとキャリア戦略」にて詳細は書かせてもらっています。

5.キャリアで考える要素を整理(フレームワーク)

私は、コンサルティング会社や様々な企業の経営企画で中期経営計画策定など経営計画策定について10年以上のキャリアがありますが、今回はプロティアン理論を軸に、企業が中期経営計画を策定する発想で、受講者が自身の中長期キャリア戦略を3ヶ月かけて策定する講座としております。各受講者個人毎にアイデンティティ(主観、客観)、受講者キャリアに応じた外部環境分析、内部環境のキャリア資本(ビジネス、社会資本)の棚卸と蓄積戦略(何を学び、どの人脈形成をし、何の経験値を高めるのか)、そして単年度予算ともいえるライフプランニングも踏まえ、アクションプランを3ヶ月かけてアウトプットしていきます。プロティアン・キャリア理論に沿ったキャリア戦略の策定のためのフレームワークに沿って進めることで具体的な行動まで最終的に落とし込み、最終プレゼン迄にまとめ上げます。

≪下記は、あくまでイメージ画像となります。≫

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そして、4か月目からは自身が策定したキャリア戦略のアクションについて実践をしていきます。ツールは1度利用しただけでは意味がなく、「使い方」も実践の中で身につけなければ無価値です。その初めの助走を同志である仲間と歩み始めることで策定した自身のキャリア戦略に沿って自身の成長を加速させます。

同志での毎月1回戦略実行状況の振り返り、教養を高めるための読書会、勉強会、テーマについて意見交換しながらのZOOM飲み会(例:Post-コロナ時代の働き方、DXと自分の仕事の未来等) など、「戦略のPDCAをしっかりと回す」「継続的な学び」について仲間と共に切磋琢磨し、3ヶ月PDCAを回すことでキャリア開発の「軸」をしっかりと身体に覚えこませることをします。そして、その後希望者には、プロティアン・ブロンズ会員として継続的に教養を高めることを仲間と継続していきます。

6.学び合いの仲間(同志)との切磋琢磨、人脈形成

最後になりましたが、これが一番価値があるかもしれません。主体的なキャリアを歩むという共通する目的をもった同志との出会いです。講座は最大10名で小規模の仲間で約6か月間学びを続けることでそこでの出会いは生涯の財産になると思っています。(SNS等でグループを作り、ZOOM飲み含めた継続的なコミュニケーションを予定)あとは、キャリア、生き方、マネーの講師陣とも関係性が築けることは、自身の今後のキャリア開発においてとても心強いものになるかと思います。

また、プロティアンの考え方では、多様性が大事だと思っています。まずは知らないこと、新しいことを受け入れること。つまり、自分と違う価値観の仲間内でのディスカッションも活発に取り入れる予定です。個別学習は、次回までの課題で自宅で行い、ZOOMで集まるときは、ディスカッション中心でと考えております。

私も他社のキャリア講座を受講して感じたことは、他人の方からの意見により自身のキャリアへの新しい気づきが多く得ることができましたので、他人の価値観を受け入れて視点を多く持って自分を見つめ直し、成長への気づきを得る機会になるかと思っています。

■最後に・・・

ここまで、今回の講座における主な特徴を6つ挙げさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。個々1つ1つでみるとなかには世の中には多くあるものもあるかもしれませんが、最新のプロティアン・キャリア理論を軸に戦略策定プロセスに沿って、第一線の専門家の知見も踏まえて「フレームワークに沿って自分のキャリアの軸を作り+フレームワークの利用の仕方を学ぶ」これにより、働き続けるなかでモヤモヤした時に立ち戻るところ、考え方のベースを身につけることができるものは、ないと思っております。

なお、各受講生の方にしっかり寄り添いたいと考えておりますので、定員10名とさせて頂いております。Post-コロナに向けた中長期のキャリア戦略の策定と終わりのないキャリアの旅を共に歩みましょう。

特に今回は1期生となりますので、この講座を受講し、プロティアン・キャリア戦略を考える作法(フレームワーク)を、世の中に拡げていくことで主体的なキャリアを築く取り組みを世の中に拡げていくことも本講座の講師陣と共にご一緒できたらとも考えております。

「プロティアン・キャリア戦略講座(基礎/実践編)オンライン版」の詳細はこちら。

第2回の先行申し込みは、協会サイトの問い合わせよりお願い致します。問い合わせより「件名:第2回プロティアンキャリア戦略講座受講」としてご連絡をお願い致します。

https://protean-career.or.jp/contact/


≪補足≫オンライン講座

補足となりますが、オンラインでの対応に不安を覚える方もいるかと思いますが、私はオンライン講座は逆にポジティブに取っています。リアルが中心だと講座提供時のコミュニケーションが中心となりますが、今回はある程度課題等もあり自宅で作業いただくことも多いですが、迷ったときや悩んだときは、オンラインがベースなので、すぐにオンラインでコミュニケーションをすることができる利点があると思っています。あとは、ZOOMはいま毎日利用していますが、ブレイクアウトルームなど便利な機能も多く、使い方だと思っています。但し、禅については、7月予定なのでその時の状況によりどう行うのかは古川老大師と検討致します。

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