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「組織におけるキャリアとワークスタイル」研究会@高崎経済大学

高崎経済大学地域政策学部の若林准教授のゼミで、「組織におけるキャリアとワークスタイル」研究会 オンラインVer.を担当させていただきました。

今年度のゼミは、組織をテーマに考える内容だったとのことなので、『組織』をテーマとした哲学対話を実施しました。
ゼミでの学びを踏まえて、改めて「組織」をそもそもからじっくりゆっくり考えてもらえたら、学びを深めてもらえるのではないかと思って企画しました。

『組織』を起点に、
 ・疑問に思うこと
 ・みんなと一緒に話したいこと
 ・今とは違った視点から考えてみたいこと
 ・自分だけでは答えが出なそうなこと
を「問い」として挙げてもらうと、

①組織とは、目的を達成するために集まった集団という定義でいいのか?
②組織においてどんな魅力や能力を持っている人と一緒に働きたいか?
③ゼミは何でやらなきゃいけないのか?
④組織の目標を達成した後に解散するのか?
⑤組織に寿命はあるのか?
⑥組織にいる以上、絶対してはいけないことは何か?
⑦組織においてなぜ多様性が必要なのか?
⑧いい組織に共通していることは何か?
⑨組織は少人数の方がいいのか?大人数の方がいいのか?
⑩組織は何を失ったら組織でなくなるのか?

という問いになりました。

どれも考えてみたい問いで、さすが組織をテーマに学んできた学生さんたちだなぁと思いました!

その中から、今日は何について話そうかと選んでいただいたのが、
【組織において、どんな魅力や能力を持っている人と一緒に働きたいか?】

2グループに分かれたのですが、私のグループで話された内容を一部まとめると、

一緒に働きたいのは、
・私情を挟み込まない人
・コミュニケーション取れる人
   ↓
使える人ってどんな人?魅力的な人ってどんな人?
・能力と魅力は一緒に考えない方がいいんじゃないか
・完成された組織だったら素直な人がいいけど、未成熟な組織では批判的な視点を持った人が必要じゃないか
・素直でも頑張らない人もいる。素直なだけ人でも多様性が無くてダメ。
   ↓
・組織によって求める人違う。人を選ぶ基準って一つでなくていい。
・最初は許してくれる人や優しい人と働きたい。でも、慣れてきたらライバルや目標を設定してくれる人と働きたい。
・下っ端だったら一緒に働いてて楽しい人、自分が責任持つ立場だったら能力高い人を求めがち。
   ↓
・好奇心旺盛な人は、いい面もあるけど、いろいろなことに目が行ってしまうという面もある。両面あることを、受け入れる側も理解しないと。
・興味や目標がだんだん変わっていくのは人として仕方ない。
・自分本位な人でも、そこから生まれる結果が組織にとってはプラスになることもある。
・組織に対する愛着は最初から持っているものではなく、後から感じるようになるもの

鋭い視点の意見が出てきて、ゼミでの学びはもちろん、アルバイトやゼミなどの身近な「組織」から、たくさんのことを学んでいるんだなと思いました。

最後に感想を一言ずつもらいましたが、
・自分が考えていなかった話が他の人から聞けてよかった
・ゼミの中だと答えを出さないとって焦ってあまり考えられなかったりするけど、今日はじっくり考えられた
・ゼミではいつもあまり発言していない人が発言していて、こういうやり方もいいなと思った
という意見もあれば、
・苦手でやりたくないと思った
・答えが出ないで終わるのが気持ち悪くて、何かな…
という意見もあり、
予想通りの賛否両論でした(笑)

学生さんとの交流で楽しませていただきました^^
貴重な機会をいただき、ありがとうございました!

それから、今年度の若林先生のゼミは、組織をテーマに、ビジョン・目的を設定し、そこから行動指針・活動内容・採用などを考える内容だったとうかがって、ちょうど同友会の『経営指針をつくる会』にも通じる内容だなと感じました。
来年度はさらに交流できそうなので、実務家としてどんな学びを提供できるか、さらに考えたいと思いました。

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