
「人と自分を比較するのはよくない」の一歩先に
のじりです
キャリアカウンセリングをしていると、「他人と自分を比較して、ネガティブな気持ちになってしまう」という方と出会います
他人と自分を比較して、自分がかわいそうになってしまう
他人と自分を比較して、何で自分だけ・・・と悲しい気持ちになってしまう
他人と自分を比較して、他人をうらやましいと思ってしまう
など、様々な気持ちを聞きます
そんなわたしも、もちろん同じ経験があります
しかし、世の中に全く同じ人間などいません
他人と自分を比較しても、現状は何も変わりません
逆に言えば、気持ちは、自分の考え方次第で整理できます
なので、上記のようなお話を聞くと、「他人と自分を比べるのではなく、自分がどうしたいか、どうなりたいのか、という自分の未来に目線を向けて目標を立て、その目標を達成するために行動していきましょう」とお伝えすることが多いです
しかし、先日、他人と自分を比較するのも悪くないなと思う出来事がありました
自分の強みって何だろう
こう考えていた時に、とても行き詰りました
そこで、比較対象として、自分と似たような人を探して、自分と比較してみました
こんなに活躍していていいな
安定した暮らしを送れていていいな
行動力があっていいな
そんな気持ちも抱きました
一方で、私とはこんなところが違うな、私とはこんなところの考え方が違うな、というのを見つけていくと、
私の目指すものはこれだったんだ
私の強みってこれだったんだ
ということが、とても明確になりました
自分と他人を比較すると、どうしてもネガティブな気持ちになりがちです
しかし、そんな時、「自分の何と他人の何を比較して、〇〇だからネガティブな気持ちになっているのではないか」と一旦立ち止まって考えてみると、そこから自分の価値観や強みがわかって自己理解が進むんだなという気づきでした。