ハンドレスVは運だけデッキか否か
はじめに
はじめまして、プロのサブ垢です。
RGW環境においても一定のパワーを有しているハンドレスV。
ランクマ環境、競技環境問わず活躍をしているデッキタイプですが、
「運だけデッキ」としてヘイトを集めているデッキでもあります。
しかし、本当に運だけなのでしょうか?
本記事はEOP期から論じられている。
「ハンドレスヴァンプは運だけデッキなのか」について考えるために作成しました。
今一度このテーマについて議論をするきっかけになればと思います。
※「ハンドレスV」「宴楽V」「パラセリゼV」など様々な呼び方がありますが、本note内では「ハンドレスV」で統一させていただきます。
仮想デッキ
大枠はこの構築を軸に議論を進めます。
ハンドレスは本当に運だけ?
結論から言うと、私は運だけデッキでは無いと考えています。
しかし、出力の最大値と最低値の差が激しいため、他デッキと比べて運の介在する割合は高いと思います。
運だけじゃない根拠
1. デッキの内在打点量
2. 確実で安定したドロー
3. トップ解決力
この3点が大きな理由です。
1.デッキの内在打点量
表は仮想デッキのバーンカードの打点量の合計です。
リーサルまでにデッキを掘る枚数が20枚と仮定すると、単純計算 全体の半分で1ゲームに出る打点量は30点+盤面打点となる。
(実際には捨てたりするので合計30点前後が上限)
打点になるカードがデッキの半分ということも頭に隅においてほしい。
2.確実で安定したドロー
パラセリゼの直接召喚ターンから毎ターン2ドローが確約されます。
計6枚ドローできるので、リソースは十分といえます。
その中でトップから、ルムサ、跳躍、ドアマンなど、どこまで打点札を引けるかのゲームになります。
3.トップ解決力
前項でいかに打点を引けるのか、と書きました。
しかしこのデッキの半分は打点札で構成されています。
トップのカードは大体打点札なのです。
大体トップで解決できるのです。
そもそもハンドレスVはトップが強くなるような構築にするのです。
ハンドレスはトップ解決をコンセプトにしたアグロデッキなのです。
はたしてそれを運と言えるのでしょうか?
「トップ解決は運」という点は否定しませんが、ハンドレスの「トップ解決」は他デッキのそれとは本質が違うのです。
トップ解決を考える
ここでフラグラネクロを考えてみましょう。
手札は8枚です。次のトップ霊体の侵入なら勝ちだな~、と考えます。
実際にトップで侵入を引きました。あなたの勝ちです。
しかし相手視点はどうでしょう。
それがトップで解決していると気付けるでしょうか?
ここで秘術Wを考えてみましょう。
手札は6枚です。次のトップがスペコンなら勝ちだな~、と考えます。
実際にトップでスペコンを引きました。アシッドスぺスぺでリーサルです。
しかし相手視点、そのスペコンがトップ解決かどうかわかりません。
ハンドレスVはどうでしょうか。
手札3枚です。棘の吸血鬼で1コス引いてハンドレス状態になりました。
手札0枚です。パラセリゼ直接召喚で跳躍してリーサル取りました。
相手視点からどう見えるでしょうか?
確実にそのドローがトップからだと判断できますよね?
例だけで言えば、フラグラ、秘術の方がよっぽど運だけじゃないですか?
本当にハンドレスだけが「運だけ」なのか今一度考えてみてください。
日々トップ解決は行われているのです。(自分も相手も)
トップ解決の瞬間を観測できていないだけではありませんか?
繰り返しになりますが、ハンドレスはトップが強くなる構築をしているのです。このデッキの半分は1コストで、半分は打点札なのです。
まとめ
以上の理由から「ハンドレスは運だけデッキではない」と考えています。
ハンドレスの構築理念。相手視点からトップ解決が観測できる。
この点から必要以上のヘイトを集めているように思います。
いかがでしたでしょうか?
それでも「ハンドレスは運だけ!」とするのもいいでしょう。
しかし今現在、決して母数が少ないと言えないデッキ、それも今後1年間確実にメタの一角に居座るであろうデッキ、「運だけのゴミデッキ!」という認識を改めることで、対峙した際のストレスが少しでも減るんじゃないかと思います。
こんな記事ですが一読してくださり、ありがとうございました。
何か意見等ある場合には #宴楽Vカス で呟いて下されば目を通します。
多人数で議論することに意味のある議題だと思いますので様々な意見お待ちしております。
それでは。
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