操られてしまう人
前回、
傍若無人タイプの〔自分5〕さんが、
〔自分4〕さんと〔自分6〕さんという人物を操っている
というケースを扱いました。
今回は、〔自分5〕さんに操られている側の、
〔自分4〕さんと〔自分6〕さんに注目してみたいと思います。
〔自分4〕さんにしても、
〔自分6〕さんにしても、
もともとは、〔自分〕です。
「自分1」=他人=「自分2」=「自分3」=「自分4」
を思い起こしてください。
となれば、〔自分4〕さんも〔自分6〕さんも、
「果てしもない偉大な存在」であるはずです。
〔自分5〕さんに引きづり回されるな~んてことは、
ありえないはずなんです。
それなのに、〔自分5〕さんの言うなりになってしまう・・・。
それは、どうしてかというと、
〔自分4〕さんも〔自分6〕さんも、
〔自分〕としての自覚が足りないからなのです。
「自分は、偉大な存在なのだ」
「自分は、素晴らしい存在なのだ」
ということが、分かっていないのです。
ひょっとすると、
〔自分4〕さんや〔自分6〕さんは、
「お前は、バカだ」「クズだ」なんて
言われ続けて育ってきたのかもしれませんね。
そして、
〔自分4〕さんからも、
「お前なんて何の価値がない。
しかしだなぁ、
オレ(あるいはアタシ)は、
アンタら、オマエらとは違う。
だから、オレ(あるいはアタシ)の言う通りにしろ」
「お前らは、
オレ(あるいはアタシ)の言うことを聞いてさえいれば、
それでいいのだ!」
な~んて、
繰り返し繰り返し吹き込まれてきたのかもしれませんね。
どういういきさつがあるかは、
さまざまでしょう。
でも、結果として、
「自分は自分」
という、
一番基本のところが、スポッと抜け落ちている点では同じです。
〔自分〕を失っている、あるいは見失っているのだから、
〔自分5〕さんから、操られてもしかたないですよね。
真州斎・代理人
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