ラテラルシンキングとは?~『ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門』に学ぶ~

先日法人化しました、株式会社プロッセルのアンバサダーリーダー(参加者の立場から、情報の拡散や参加者の取りまとめを手伝う立場)として活動している鈴木です。

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はじめに

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私は、自粛期間にできる活動を探していてプロッセルと出会い、第2回オンコンに参加して以来いくつかのビジコンに参加してきました。運営の方からビジネスについて手厚く教えていただいたこともあり、4月の初参加から2ヶ月たった今、だんだんと自分の成長を実感しています。

今回は、木村尚義さんの著書『ずるい考え方ゼロから始めるラテラルシンキング入門』がビジネスコンテストにも活かせると思い紹介記事を書いていきます。

ラテラルシンキングとは

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『ずるい考え方ゼロから始めるラテラルシンキング入門』を読んだ上で、私はラテラルシンキングを「常識に囚われずに、変わった視点や新しい視点から物事を捉えて設定した目的を達成する考え方」だと解釈しています。

例えば、都内における満員電車の混雑緩和に取り組むとします。車両の数を増やす、ダイヤを見直すなどの案があると思いますが、これは「電車の運営を見直す」という手法に捉われています。

ラテラルシンキングの視点では、どんな方法を用いてでも満員電車の混雑緩和という目的を達成できればいいのです。そうすると、リモートワークや時差出勤を推奨する「働き方という側面」からのアプローチも可能になります。そもそも、利用人数を減らしたり、分散させれば目的は解決します。

さらに一歩進めて、目的を見直すことで前進できる場合もあります。満員電車の混雑緩和を目的としていましたが、そもそもの前提を見直して「満員でも快適に乗れる電車」のデザインを目的にしても良いでしょう。ラテラルシンキングにはとにかく、枠にはまらないアイデアが必須です。

ラテラルシンキングに必要な力

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木村尚義さんは、ラテラルシンキングに置いて必要な力として「疑う力」「抽象化する力」「セレンディピティ」の三つを挙げています。

1 疑う力

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木村尚義さんは、疑う力を「なぜ?」「本当?」「今はね?」と問いかける力だと説明しています。こういった質問を重ねることで、常識だと思っていたものを疑い、前提条件を壊すための原動力となるそうです。「今はね?」の問いかけに関しては、現在の技術の限界などを超えて考える、また現在の技術革新によって可能となった「昔はありえないこと」を探し出すきっかけになると説明されています。

 2 抽象化する力

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木村尚義さんによると、抽象化する力とは「対象を特定」し「抽象化」してから「具体化する」力です。抽象化に関しては「〇〇は〇〇をするものだ」という構文に当てはめると考えやすいそうです。私の自分なりの言葉を用いると「題材 を選ぶ」「 機能や役目に注目」「同じ機能や役割を担うものを考える」行為になります。

木村尚義さんが例として取り上げている馬車について私の言葉を用いて説明してみます。まず初めに馬車という題材を選び ます。 次は、 馬車の機能や 役割に注目します。馬車には人やものを運ぶ役割 があります。(構文に当てはめると「馬車は人やものを運ぶものだ」となります。)そこで同じ機能や 役割を担うものにより便利な自動車があるので、自動車の量産に取り組む。これが著書で紹介されていたフォードの誕生秘話です。

3 セレンディピティ

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木村尚義さんが日本語に訳すのが難しいとしていた、3つ目の力は「セレンディピティ」です。私はこれを「偶然を物にする力」であると考えています。「偶然目の前にあった二つのものを混ぜてみたらうまくいった」、「偶然まちがった材料を用いて行なった実験がうまくいった」など偶発的な出来事を成功につなげる力です。

最後に

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私は『ずるい考え方ゼロから始めるラテラルシンキング入門』を読み、常識や前提に捉われない発想の大事さを知ることができました。皆さんにもぜひ「ラテラルシンキング」にチャレンジしていただきたいと考えています。

また、 同著書ではラテラルシンキングに必要な力を養う練習方法や、練習 問題なども収録されており、大変勉強になります。ぜひ、一度読んでいただきたいです。


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