200名超が参加。オンラインインターンシップを開催してみて
高等専門学校(以下、高専)のインターンシップを弊社が完全オンラインで開催しました。学年全体でのオンラインインターンシップの委託は、全国的に初となります。
T.A.(Teaching Assistant)20名(弊社社員と当高専OBOG)、高専のサポート教員、地域企業、長岡市、国際協力機構JICAのご協力の元、5日間にかけて行われました。
コロナウイルスの影響で、
オンラインインターンシップ実施へ
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、従前方式(オフライン)でのインターンシップを実施しないことが当高専で決定されました。
しかし、インターンシップは必修科目に位置付けられています。
そこで、100名以上の学生が参加するオンラインインターンシップ(ONLINE INTERN CONTEST)を実施した実績のある弊社が、運営業務の一部を受託しました。
▼従来のインターンシップの様子(オフライン開催)
プログラムの内容
1チーム6人とし、問題の理解と課題抽出、アイデアの立案、プロトタイピング・検証、事業計画の作成、事業計画書作成・発表まで、完全オンラインで取り組みました。
学生は自宅等、感染対策を考慮して実施されました。
当プログラムは、Teams会議を用いて関連機関へのヒアリング・インタビューや、講演会の時間も設けられました。
↓実際に使用した資料
使用ツール
主にTeamsを用いました。(下記で紹介)
その他に、Zoom、Google スライド、Google ドキュメント、Google スプレッドシートを駆使して活用しました。
もっとも重要視したのは”アイスブレイク”
アイスブレイクの意義
①緊張を和らげる
②コミュニケーションを円滑にする
③相互理解を深める
④会議への積極的な参加を促進できる
この意義からもわかるように、アイスブレイクは5日後の完成度に大きく影響すると考えました。そこで、アイスブレイクの時間を多めに1時間設けました。
当初TAが率先して進めていく予定でしたが、アイスブレイクの方法やルールを示した資料が共有されていたために、学生同士で円滑に進めていくことができていたように思います。
134ページに及ぶプログラム資料の作成
急ピッチ(約3週間)で準備が進められていました。準備の打ち合わせもリモートで行いました。
作成された主な資料
・全体スケジュール
・計画書(全日程分)
・オンラインインターンシップの手引き動画
・オンラインインターンシップの手引き資料(全134ページ)
▼資料の一部
担当教員と運営で1から作成されました。
初めての試みにもかかわらず、5日間のプログラムがスムーズに行われたのは、この入念な準備が全てだと言っても過言ではありません…!!
Teamsの機能を最大限に活用
▼作成されたチーム
本部としてのチーム、各課題ごとのチーム(今回は3チーム)、各グループごとのチャネルを用意しました。
▼全体へのアナウンス
出席入力フォームやアナウンス機能を活用し、200名を超える学生を一度に管理する工夫が施されました。
講演会によって学生のモチベーションUP
5日間のプログラムでは新規事業開発型実習に加え、5名の方にご講演していただきました。学生起業や海外起業、資金調達、会社の選び方など、学生にとって学びの深い内容となっていました。
各講演後には、質疑応答時間が設けられました。
チャットでの質問は学生自身が質問しやすいせいか、時間ギリギリになるほど多くの質問が寄せられていました。
運営間で学生のモチベーション維持が難儀されていましたが、興味深いご講演のおかげでモチベーションUPに繋がっていたように思います。
初日は講演に加え、長岡市長からのご挨拶もありました。
成果発表会もオンラインで
5日目の最終日には、各会場にわかれて成果発表会が行われました。
どのグループも5日間で完成したとは思えない、7分間の濃いピッチとなっていました。
特に評価が高かったグループは、後日、外部のビジコンへの出場が予定されています。
最後に
204名もの大規模なオンラインインターンシップ。
様々な事態に備え、運営と担当教員による徹底的な準備のおかげで円滑にプログラムを進めることができました。
T.A.やサポート教員の方との打ち合わせも、全てリモートで実施されました。オンライン開催によって場所にとらわれず、全国からT.Aに参加していただくことができました。
場所や時間にとらわれない新しいインターンシップの価値を、弊社は今後も広めていきます!!
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弊社では、ビジコンやオンラインインターンシップの業務委託を行っております。お問い合わせはこちらのHPよりお願い致します。
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