実際にもらって印象に残っているスカウトの3つのポイント#1-1
この記事は以下の「エンジニアがもらって嬉しいスカウトとは?」の詳細版です。
ここでは、エンジニアの森が実際にもらって印象に残っているスカウトについて詳しく説明しています。
高木 今回 エンジニアの方がもらって 嬉しいスカウトとはという内容で話していきたいと思っています。
今の現状でいうと エンジニアの方はとにかく いろんな会社さんからスカウトを もらっている状態であり、求人倍率も人によっては10倍を超え、1人のエンジニアを10社の会社が取り合っているというのが今の状況だと思っています。
どうしても今だとたくさんスカウトを打って とにかく数を送るというやり方に なってしまっていますが、数だけ増やして ただたくさん打てばいいかっていうと 決してそうではなく 内容でも返信率は だいぶ変わってくると感じています。
ただ返信率を上げるっていうのは 難しいことですし スカウトを打って 母集団を形成していくっていうのは どこの会社さんも かなり課題に思っているところだと思います。どうしても今の エンジニア採用の市場を見ていると スカウトは短期的なほぼ唯一の解決策になってしまっているのではないかと思っているんです。
なので今日は どういうスカウトを打てば エンジニアの方に届くのか、刺さるのかについて、実際 エンジニアとして働いてきた森さんに いろいろ質問をさせていただき、どういうところに気をつけて スカウトを打てばいいのかを話していけたらなと思っています。
私も色々な人事の方とお話しさせていただくことがありますが、スカウトはいろいろ大変なところがあるんですよね。そもそも自社にあった人を どう探すのかとかっていうのも すごく課題を抱えてらっしゃる 人事の方が多いなと思います。
ただ どうやってもっと返信率を上げればいいのかが非常に重要だと思うんですよね。 どうしても自社が採用したい エンジニアの母集団の数も少ないので、少ないエンジニアからどう返信をもらったらいいのかは非常に重要かと思います。
その中でどういう内容の スカウト文を送ればいいのかは よく聞かれるので、今日はどういうスカウトの文面だったら返信してみようかな、話を聞いてみてもいいかなと思ってもらえるかを 森さんに聞いていきたいと思います。
前置きが長くなってしまったのですが、まず森さんがこれまでどういう経緯で エンジニアとして働かれていたか簡単にご説明いただけますか?
森 はい、僕は大体10年ちょっとぐらい ウェブエンジニアをやってます。 得意だったのは最初のほうはRuby on Rails Rubyを使ったフレームワークでの ウェブサイトの開発ですがその後M3やUbieで働きながら JavaやScala、 React.jsやVue.jsを使った ウェブの開発をフルスタックで行っていました。
高木 ありがとうございます。森さんは転職媒体やスカウト媒体に登録されたことはありましたか?
森 全くないわけではないですが 基本的に 自分が転職活動をするときには スカウトを受けて転職をすることはなくて 自分でプラットフォームとかで探しに行って そこで自分で見つけて 応募することが多かったです。
高木 そうだったんですね。 プラットフォームに登録されていたこともあったということで その時 おそらくたくさんスカウトメールは 受け取っていたのではないかと思うのですが、まずその中で 覚えているもの、印象的だったものを お伺いしたいなと思います。
森 僕の場合、 31ぐらいの時に異業種からウェブエンジニアにキャリアチェンジをしました。なので アルバイトから始めてやっと1年ぐらいして 正社員になりました。新卒で普通に入ると 22歳からエンジニアになるんですけど それに対してはかなり ビハインドがある状態で スタートしてて 結構焦りを感じてました。 なので結構年収を目標にして 何とか同じぐらいの年齢の人に 追いつけるようになりたいなというのを 目標にしてました。
その中でGoogleのオフィスで イベントにお邪魔したことがあったんですけど その時に 僕は普段食べたことないような 3000円ぐらいの食事を出してくれたんですよね。 結構Googleがスポンサードして そのイベントの人たち 100人ぐらいに 出してくれて、すごい懐の深い会社だなというのを感じて。 そういうのを見ていく中で 夢というか いつかGoogleで働けるといいなみたいな うっすらした目標は 年収も含めてですけど あったりしました。なので ちょっと言い換えると Googleみたいな ブランド的な観点みたいなのは 結構重視してたかもしれないなと思っています。
あとはTwitterとかはてなブックマークとか見てる時にも ポジティブな技術系の記事を書いているのを見ると どこかのタイミングで もし話を聞けるなら聞きたいなと思って 応募したこともあったかと思います。
また僕も含めてそれぞれのエンジニアにはキャリア形成をするためにフォーカスしている技術や、興味のある技術みたいなものが あると思っています。なのでそのフォーカスしてる技術を より次の職場で強化できるか 、そこでチャレンジングな仕事ができるか ということは結構気にしていましたし、そういうものはポジティブに捉えていたと思います。
高木 ありがとうございます。 今の話で3点ぐらい ポイントがあったかなと思うんですけれども 1つは やっぱりブランド、 みんなが知っているような 会社であったり、 もともとそういう会社出身の方が 立ち上げたとか エンジニアとしていらっしゃるといったところは 大きな魅力になると思います。もちろん自社のブランド力があったら 一番ベストなんですけど なかなかスタートアップの会社さんとかは 知名度も高くない場合もありますよね。スカウトを 打っていかなきゃいけないという時に エンジニアの方が元Google出身ですと言えるのであればかなり刺さるかなと思います。
ただ、なかなかCTOが元Googleっていうケースも 少ないと思います。 CTOが以前どこどこの会社で働いてたというのは、 少し目に留まる1つのポイントかもしれませんね。
2つ目のポイントとして、スカウトが送られてきて この会社なんだろうって 自分で検索をして調べるケースも結構あるかと思います。 そういう時にエンジニアの方が取れる情報、何か記事だったりがある会社さんは 話を聞いてみたいと思ってもらえる可能性は上がりますよね。
実際会社について 調べてみようという感じで 検索したりはされましたか?
森 日々の情報収集という意味ではツイッターだったりはてなブログの技術記事で流行ってるものを よく見ますね。 そのときに 社名とか書かれてるとは思うんですけど そのときにどんな会社だろうって 調べることはほとんどせずに、あくまで技術の勉強のことを やってることが多いです。
ただ 自分がちょっと転職モードになっているときにはその会社が何をやってるのかを 結構真剣に調べましたね。
高木 なるほど、ありがとうございます。
とはいえ、なかなかテックブログとかも 続けるのは 大変だと思いますが そういう形で エンジニアの方も 興味を持って見ることはあると思うので 少しでもそういうところも 整えていけると中長期的に大きなプラスになるんだろうとは 思いますね。
3つ目のポイントとして、やはりフォーカスしてる技術を ちゃんと強化できるということや、自社だともっとチャレンジングな仕事をできますよっていうことは、文面の中でしっかり書いたほうが いいと思いますね。 長年Rubyをやっていた方に いきなり全く経験のないJavaの仕事をどうですか?って聞いても、これまでの強みを 活かせないと捉えてしまって 返信がなかなか来ないと思います。まずはその方のフォーカスしてる技術が 自社で使ってる技術と マッチしているかどうかは重要ですね。
あとチャレンジングな仕事をしていけるかというところは 私もすごく重要だなと思っています。よくあるスカウト文面だと 仕事内容が一般的な内容と言いますか こういうアプリのバックエンドの開発とか それぐらいのことしか書いてない会社さんとかも 結構あるかなという気がしています。もちろんどういうアプリでどういう開発かっていうのは 前提として知りたいと思うんですが、その会社さんが今どういう課題を抱えてて 自分が入ることによって どう解決できるのか どう貢献できるのか というのが分かると もう少し興味が増すと思います。 自分だったらこの課題に対して 解決できるなとか取り組みたいなって 思ってもらうっていうのが大事なんじゃないかと思うんですが、いかがですかね?
森 そうですね、やっぱりせっかく働くんだったら 事業に貢献したいとか 技術力をうまく活かしたいみたいな気持ちは、僕の場合は強かったと思うので それが分かるといいなと思いますね。
一方で なかなかスカウトメッセージだけで それをすべて表現するのっていうのは 難しいかなと思うので どちらかというと 例えば次のカジュアル面談とかで そこをすり合わせられることと 僕としてはいいんじゃないかなというふうに 思っています。
高木 確かにそうですよね。やっぱりスカウトはあくまでも最初の接点だと思うので 実際に興味を持ってもらうってなったら カジュアル面談のほうが より重要度は高くなってくるかなと 私も思いますね。
なので ちょっと頭出しだけでも 興味を持ってもらえるポイントっていうのを 簡単に分かりやすくまとめて スカウト文面の中に入れられると いいのかなと思います。
高木 ここまでは ポジティブな印象を受けたスカウトメールっていう お話でしたが、逆にネガティブな印象、 ちょっとこれは、、と思うようなものはありましたか?
森 そうですね、 僕が一番メインで使っていたのは、海外で働きたいみたいな夢があったので LinkedInを登録して英語用のページも作っていました。なので 結構外国人のリクルーターや大手の人材系の企業の方から たまにスカウトメッセージをいただけることがあったんですが、 エクスクルーシブ案件ですと書かれていて、社名が分からない、最初に言っていただけないような会社さんとかもありました。また 有名どころの会社さんを10社 20社 名前だけ挙げているスカウトとかもあって。僕の場合は そもそもどの企業か分からないと 何も判断できないなという感じで ちょっとネガティブというか 困ることはあったかなというふうに思います。
あともう一つが とあるプラットフォームで スカウトされた案件で話を聞いたときに 最初の印象は悪くなかったですが、 実際に詳しく話を聞いていくと 夜のお店をスクレーピングをすることで ランキングサイトの順位を上げていくようなツールを作っている会社さんだということがあり、 もし子どもが自分がいたとしたときにも ちゃんと説明できるような仕事につきたいなと思うので、そのときはちょっと ネガティブに感じましたね。
高木 そうですよね。エンジニアの方って技術のところを重要視されているっていう イメージを持ってる方が多いかなと思いますが、 もちろんそれはそれで正しいかなと思うんですけど とはいえどんな事業でもいいかというと 決してそういうわけではないですよね。私もいろんなエンジニアの方と話してきましたが、やっぱり社会貢献だったり、何か大きな社会の課題を解決できるような事業に取り組みたいという方も多くいらっしゃる印象でした。そういう意味で自社の事業が どういう方のどんな課題を 解決しようとしているのか、みたいなところはスカウトの中でも説明するといいかもしれませんね。
次回に続きます↓
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