あなたの行いや態度が、あなたの好きな人・ものの印象を左右する。
『ちゃんとする!』って、難しい。
少なくともわたしにはとても難しい。
今回は、好きな人やもののためにちゃんとする!というお話しです。
毎年、この時期になると
思い出すことがありますので、今回はそれを書きたいなと思います。
私が昔大きな会社の事務のOLだった頃。
お昼休みは早番、遅番で分かれていて、同じ事務の人たちとローテーションをしていました。
『幸子はちょっと変わった子。。。』
と思われてるくらいでしたが
人並みに先輩や同期に話せる仲間もいたので、毎日“ごく普通”の生活を過ごしていました。
ある日、いつものように食堂でごはんをしていると、テレビで秋の味覚特集が流れはじめました。
先輩『いいなぁ、サツマイモ好きなんだよねぇ!』
と笑顔で言うので。
幸子『実家で育てたサツマイモまだ沢山あるので、少しお裾分けしますよ!??』
先輩『えー!!生?!美味しそう!だけど...それはいいよー!荷物になるし、普通に買うよ!笑』
まぁ、確かに会社に朝からサツマイモを持ってくるのは微妙ですよね。
でも
今年のサツマイモはとても美味しくてホクホクなので、お世話になっている先輩にも食べて欲しいな、と思ったんです。
そこで思いつきました!
『サツマイモをお菓子にして持っていけば、自然に渡せるし食べてもらえる!!』
その日はスーパーで買い物をして帰りました。
普段は、お菓子作りをあまりしないのですが、作るのは好きなので。
夜遅くまでかかってしまいましたが、手作りのスイートポテトが完成しました。
味見をしたときに美味しすぎて夜中にまるたるひとつ食べてしまったほど!
これは喜んでもらえるぞ!!!
っとワクワクしながら
明日のランチの時に食べてもらうため、大きなタッパーに入れて冷蔵庫にしまいました。
次の日
私はランチが遅番でいつものメンバーは、私以外全員早番になっていました。
一緒に食べられないのは残念だけど...
先輩に
『昨日話してたサツマイモ、スイートポテト作ってきたんです!早番のみなさんで食べてください!』
そう言って、大きなタッパーを渡しました。
あとでみんなに感想聞こう!っと、
うきうきで遅番交代を待っていると。。。
先輩が申し訳なさそうに
タッパーを持ってきました。
驚くことに、中身はそのまま。
『...幸子ちゃんごめんね、言いにくいんだけど、このスイートポテト、サツマイモの色が濃いし、粘り気があって...もしかしたら腐ってるかもしれないから、食べられなかったの。返すね。。。』
と。
私はびっくりして、何も言うことができず…。
給湯室にいくと、別の同期に会いました。
『スイートポテト見たよー!料理ほとんどしない幸子がしてくるなんてどーしたの!!スイートポテトならコンビニとかにも売ってるし!そんな無理しなくていいよ!笑』
なんて、笑われてしまいました。
私は中で食べるのは気まずかったので
そのまま外に出て、公園へ。
ベンチに座って、スイートポテトのタッパーを開けました。
中身をよく見ましたが、冷蔵庫にも入れていたし、腐ってる要素は見当たりませんでした。
(粘り気は卵黄を塗った部分だと思いました)
見た感じ特に異変はなく。
昨日作ったばかりで、そんなにすぐに腐るなんておかしい...
食べてみましたが、全く問題ありませんでした。
作ったの昨日だし、色が濃いのはその種類の関係だし....
説明するにも、タイミングはもうありません。
無理に話したとしても腐ってるのを無理やり食べさせてる、なんて思われたくもないので。
それはやめました。
蒸し焼きにするだけでもふわふわで甘くて美味しくなる自慢のサツマイモです。
お菓子にしたら、気軽に食べてくれる!って期待していたのですが。
それは、叶いませんでした。
とてもモヤモヤして
原因を考えました。
いろいろ考えたところ、思い当たる節としては
このスイートポテトを
もしも料理が得意な仕事もできる先輩が作ったものだとしたら、少し色の違いなどはあってもその理由なども聞いてもらえたりして、食べてもらえたのかな。と。
実際は、作ったのはわたし。
私自身の適当さのせいで
スイートポテトも、そんなふうに思われてしまったんじゃないかな...と思いました。
慣れないせいで、ラッピングにも問題あったのかも・・・・
当時の私は特に
仕事で注意されることもよくあったし、抜けてしまいがち。大切な表の計算ミスしたり、お茶汲みのお茶をぼーっとしてこぼしそうになったりも。
いつものメンバーとお弁当を食べるとき、自分で作ったお弁当の具材に失敗したものや焦げてるのを気にせず入れてたりして。
みんなに笑われたこともありました。
自分のだし、いいや!!!
適当でも、いいや!!!
....なんて、そのまま過ごしていました。
今回、それが自分に返ってきたんだと確信しました。
『自分の好きなもの』を人に知ってもらったり共有したいなら
『自分がちゃんとする』ことをしないと
その好きなものへの信用につながってしまいます。
上の例では、サツマイモでしたけど。。。
例えばあなたなら。
推しに対して。
アーティスト、音楽、ゲームなどの趣味へだって同じだと思うのです。
仕事もきちんとこなして、明るくて前向きで好かれるような人。
そんな魅力的な人の
好きな人、好きなもの。よく読む本、使ってるコスメ、知りたくなりませんか?
逆に、へらへらして適当で約束も守らなくて、愚痴を言う。。。あまり印象がよくない人が
そんな人が好きな人やものについて、聞いたとき、それも、嫌なイメージがついた気がしませんか?
私は、後者でした。
一度つけてしまったイメージはなかなかとれません。
気を付けよう、と自分を認めても
完全に治る完璧ロボットなどなんかにはなれなくて。
自分なりに少しづつ気をつけていても
変わったね!て言われるのには数年かかることだってあります。
一度つけたイメージはその人やコミュニティの中でどんどん膨らんで悪いイメージや噂になることもあります。
それで自然と離れていく人だっています。
そんな経験もありました。
自分を一気に変えるのは難しいです。
でも・・・
自分の好きなものや推しのことを
『あー○○さんの好きなあれかぁ・・・私はいいや・・・』
なんて、自分のイメージで言われたくなくないですか・・・
私は少なくとも嫌です( ; ; )
だから、少しずつでも改めていきたいとおもって過ごしています。
サツマイモ一つから、話が壮大になりましたが。。。
私のせいで食べてもらえなかった...あのときのスイートポテト。
公園の片隅で
『私のせいで、ごめんね』
そう言いながら、泣きながら食べていた涙の味がしたスイートポテト。
好きなもののいいところを
ちゃんと伝えられないのは
自分のせいなんだよ!!!!
って、ダメな自分に気づかせてくれたんだよね、きっと。
…っていうと変な話なんですけど。
毎年、この季節になると思い出すので、文章に起こしてみました。
上手く言えませんが…
私と同じような悲しい思いをした人へ。
前を向いて、笑顔で。
悪い所は認めて、進んでいけばいい。
少しづつだって進んでいれば、みててくれるひとはいます。
身近な人が
「あなたの好きな、それ、私もきになる!いいね!」
そんなふうに言ってくれるようになったら
あなたがちゃんと、良くなれている証拠。
反対に、好きなのこれなんだ!!っていってても
何も言われない興味を持たれないのだとしたら、それを機に自分の行いを見直してみることが大事かなと思っています。
でも、具体的に何を!!っていう話は
次回書きたいと思います。
秋はすこし
センチメンタルになりますね。
読んでくれてありがとう。
みんなに、幸あれ。
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