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関係舎からのニュースレター'25

2025年は「関係舎の辻本」をメインに活動します

これまでは「ニッチクラフトの辻本」が前面に出ており、関係舎での活動はあくまで余暇というか、副次的というか、そんな感じだったのですが、来年はこのワークワークバランス(そんな言葉はない)を意図的に逆転させてみようかと思っています。つまり、小道具の仕事を制限するかわりに、小道具ではない仕事……僕はニッチクラフトと関係舎の活動をざっくりと「成果物が実体と質量を持っているか/いないか」で使い分けています……を増やしてみようと、そういうわけです。
で、それに伴いまして、

「架空のプレ稽古」を「架空生活史」に改名します

やる内容に変更は一切ありません。マイナーチェンジくらいはするかもしれませんが、それらは名前が変わらなくてもあったであろう変化です。

少し前からちらほらと、役者経験ゼロの人が参加してきてくださったり、中学生向けのワークショップ的な意味合いで開催する機会をいただけたり、なんなら演劇ほとんど見たことないって人まで参加してくださるようになりました。これは純粋に嬉しいし、有難いことです。過去にも「ダイスを振らないTRPG」などの惹句で新しい出会いを得てきた経緯がありますし、そうなってくると「プレ稽古」って単語はあまりに演劇用語すぎるのではないかとの懸念が生まれました。そのため、よりフットワーク軽く演劇外のフィールドに対しても訴求できる名前へ改称しようと思うに至ったわけです。実際、内容も「稽古」というより「生活」と呼んだほうがしっくりくるものですし、稽古は演技力を問うてくるイメージがあるけど、生活は演技力を求めないので。ただ真面目に自身の生を謳歌してくれさえすれば、それでほとんど事足りるので。

具体的にどんなことをしているかの詳細はこちらの記事に譲るとして、来年から「架空のプレ稽古」は「架空生活史」になります。略してカクセイです。やっていることの地味さに比べて、「ちょっとカクセイしに行ってくる」とか言えるの、かっこよくないですか?
とはいえ長らくご愛顧いただいてる皆様には「架空のプレ稽古」と言ったほうが通じやすいのも事実なので、2025年は移行期間としてどちらの名前でも呼べるようにしておきたいと思います。あれですね、保険証と一緒ですね。
で、もう一つあった重要な課題。広く訴求したい気持ちとは裏腹に、僕がSNSをやってないばっかりに「いつどこで開催するのかよくわからない」問題。これに対するソリューションが先日、ある人から齎されました。

「架空生活史」の出張請負を始めます

「メンツはこっちで揃えるから、架空のプレ稽古(架空生活史)を外注したい」
そう言ってくれた人がいます。水面下でオファーを受け、今も水面下で実現に向けて進行している最中です(そしておそらく水面下で実現し、水面下で一定の成果をあげ、一般公開はされません)。
そう、確かに僕が主催する「架空生活史」は僕が告知なり募集なりしないと人は集まりませんし、参加したい人がいても情報を入手する手立てが少なくて困る、といった状況も起こり得ますが、だったら迎えに来てもらえばいいのです。もとより関係舎は「上演を目的としない演劇ユニット」なので、非公開の場でこういうイベントをやるのはお手の物のはずなのに、僕自身すっかりその可能性を失念していました。オファーという形で気づかせてくれた人ほんとうにありがとう。

ともかく、どうにかして場所と参加者を揃えてくださりさえすれば、あとは僕がプロットを推敲し、「架空生活史」を回しに現地へ伺います。きちんとしたワークショップ目的のものでも、ほんの仲間内の遊びとしてでも、需要に応じて対処いたします。あくまで主役は集まった皆さんです。さしずめ僕はMCです。
これまた現時点では大言壮語レベルの思いつきなので、段階的に整備を進めていきたい……と胸に秘めた想いを以て、来年の抱負にかえさせていただきます。
以上。

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