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寝ない子にどう対応する?新人保育士のためのお昼寝サポート術
「お昼寝の時間なのに、なかなか寝てくれない…」
「布団に入ってもゴロゴロして、周りの子を起こしてしまう…」
お昼寝の時間は、子どもたちの心身の発達にとって大切な休息時間ですが、なかなか眠れない子もいますよね。
今回は 「その場での対応」「お昼寝前の工夫」「寝ない原因の見極め」 という3つの視点から、保育現場で実践できる方法をお伝えします。
1. その場での対応
① 体の力を抜きやすくする
眠れない子の中には、体に力が入っていてリラックスできない子もいます。
✅ ゆっくりと腕や脚をさする
✅ 指先や足先を軽く握ってから、ふわっと開く
✅ 「お人形さんになってみよう」と声をかけて、ダラ~ンと脱力する遊びをする
これだけでも、体の緊張がほどけて、眠りに入りやすくなります。
② 「ごっこ遊び」を取り入れる
「ただ寝るのが苦手」という子には、ゲーム感覚で布団に入るのも有効です。
✅ 「おふとんの魔法」:「布団に入ると体がふわふわ気持ちよくなるよ~」
✅ 「おやすみ動物ごっこ」:「ねこさんになってゴロゴロしてみよう」
✅ 「木の葉になろう」:「ふわふわ風に吹かれて、葉っぱが落ちるみたいに目を閉じよう」
遊びながらリラックスすることで、自然と眠くなることもあります。
③ 視線を落ち着かせる
子どもは 目が動いていると脳が活性化 し、寝つきにくくなります。
✅ 「おめめをそーっと閉じるゲーム」 をする
✅ 上から手をふんわりかざして、光を少し遮る
✅ 遠くを見るように声をかける(「お空の雲を思い出してみよう」など)
これにより、視線が安定し、寝つきやすくなります。
④ 「呼吸」に意識を向けさせる
✅ 「大きな風船が膨らむみたいに、ゆっくりお腹を膨らませてみよう」
✅ 「スズメさんがちょっとだけ眠ってるみたいに、そーっと息をしてみよう」
✅ 保育士が ゆっくり大きく呼吸 することで、子どもも自然と呼吸が落ち着く
呼吸が深くなると、副交感神経が優位になり、眠りに入りやすくなります。
⑤ 眠れない子の「役割」を作る
✅ 「お昼寝の番人」:「先生と一緒にみんなが寝るのを見守ってね」
✅ 「そよ風係」:「そよそよ~って寝る魔法の風を送ってあげよう」
「寝なくちゃダメ」というプレッシャーが減ると、気づけばスヤスヤ…ということも。
⑥ あたたかいイメージを持たせる
✅ 「おふとんが雲みたいにふわふわ~ってなってきたね」
✅ 「大きなお風呂に入ってポカポカ~ってしているみたいだね」
✅ 「お日さまみたいにポカポカ気持ちよくなってきたよ」
イメージを膨らませることで、気持ちが落ち着きやすくなります。
2. お昼寝前の工夫
① 午前中の活動量を増やす
午前中に たっぷり体を動かす遊び をすると、自然に眠気がやってきます。
特に、
✅ 外遊び(公園・お散歩)
✅ リズム遊びやダンス
✅ 体幹を使う運動(ジャンプ・平均台・ボール遊び)
などは、心地よい疲れを感じさせ、お昼寝しやすくなります。
② お昼ご飯後の過ごし方を整える
食後すぐに興奮する遊びをしてしまうと、脳が覚醒してしまい、寝つきにくくなります。
お昼寝前は、
✅ 絵本を読む
✅ ゆっくりした音楽をかける
✅ 静かに話す時間を作る
といった落ち着いた活動 を取り入れると、眠る準備ができます。
③ 「寝る時間」という意識を持たせる
毎日決まった流れでお昼寝の準備をすることで、「そろそろ寝る時間だ」と体が覚えていきます。
✅ トイレに行く → 水を飲む → 布団に入る → 絵本を読む
といった ルーティン を作ると、スムーズに寝つきやすくなります。
3. 寝ないときに考えられるその他の原因
① 眠くなる時間がズレている
個々の睡眠リズムには違いがあり、必ずしも 全員が同じ時間に眠れるとは限りません。
特に、
✅ 夜の睡眠時間が長い子(昼寝が不要になりつつある)
✅ お昼寝の時間がいつもより早い・遅い(生活リズムの影響)
などが原因で、眠くならないこともあります。
この場合は、無理に寝かせようとせず、「横になって休む時間」 として過ごせるようにするのがポイントです。
② 夜の睡眠が不安定
✅ 夜遅くまでテレビやタブレットを見ている
✅ 生活リズムがバラバラ
✅ 夜泣きが多い
などの影響で、昼寝のリズムが崩れることがあります。
家庭と連携し、夜の睡眠習慣を整える ことも大切です。
③ 環境の変化や心理的要因
✅ 新しい環境(クラス替え・転園)
✅ 親と離れることへの不安
✅ 家での出来事(引っ越し・家族の変化)
など、子どもの心が落ち着かない時期は、なかなか眠れないこともあります。
この場合は、無理に寝かせようとせず、安心感を与えることが最優先 です。
4. まとめ
お昼寝が苦手な子どもに対しては、
✅ その場で安心できる対応をする(トントン・環境調整)
✅ お昼寝前に興奮を抑える工夫をする(静かな時間・ルーティン化)
✅ 眠れない原因を見極める(生活リズム・心理的要因)
といったアプローチが効果的です。
「絶対に寝かせなければ」と焦らず、「横になって休むだけでもOK」 という気持ちで対応すると、子どももリラックスしやすくなります。
それぞれの子に合った方法で、お昼寝の時間を心地よいものにしていきましょう!
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