UVERworldへの感情を率直に
(敬語体と常体かき分けたい気分がある..)
ファンの中では音楽の知識も浅いし、ライブ歴も少ない。
そんな中でも私がロックバンドの中で1,2を争うくらい音楽が好きで胸を打たれるバンドはUVERworldである。
とにかくもう音楽(ライブ)がたまらんし、生き様が好き。
そのことを今回は曲メインで書いていけたら。
一番最初に投稿したnoteでも書いたが、私とUVERworldとの正式な出会いは2021年に遡る。
コロ…にモチベーションの大半を奪われてこの人生に価値は見出せるのかと漠然とマイナスなことを考えていた時期に、海浜幕張駅でこのような広告が掲出されているとX(当時はTwitter)で流れてきた。
EN(2021)
パッとみた時は某ステーキチェーン経営者の言葉か何かか?と思った。(なんとかステーキ 社長で調べたら出てくる)
「願う以上に自分で変えろ!」という言葉が、FLOWERSと同じようにまた私に焦りと緊張感を与えてくれた。
しかしそもそも、UVERworldという存在を知らなかったわけではない。むしろUVERworld自体は知っていたからこんなパンチの効いた広告を出すのかと衝撃を受けた次第である。
ここから遡ること2年前。
実は2019年に参加した某ライブで、『激動』がカバーされ、そこでぼんやりと「いい曲だなー」と思い、ライブ後バンドの詳細は少しだけ調べていた。
その中でほとんど同じ時期に開催されていた東京ドームのダイジェスト映像をみた。
実はこの時には出会っていた。
感動したし、驚きが大きかった。正直ドームのライブはキャパが大きいだけで、ライブハウスなどと違ってコンサート的な側面が強いものだろうと当時は思っていたから。しかし彼らは指定席でもドームでも関係なく、「ライブハウス空間」を使っていた。それは会場に居なくともわかった。
ただし、ここではUVERworldのさらなる詳細や楽曲を調べることなく終わる。
この映像はアルバムツアーのライブだったようだが、翌日は男性限定のライブが開催されていたことを知る。当時はFinalとされていたが、その文言に気が付かずそんなことを考える古い人たちなのか..と落胆した。(さらに翌日に女性限定で同じキャパ…とかではなかったから余計にショックだった)
当時の自分は、音楽くらいは性別に執着する必要なんかないだろうと思っていた。だから彼らの思想が許せなかった。
ここでENに再開するまで2年間、UVERworldの音楽を聴くことはほぼなかったし、私自身もこの人たちの音楽はどれだけ素敵でも好きになることはないだろうと確信していた。
そこから2年後、(結局海浜幕張駅に行く暇はなかったのだけども)落胆した感情も薄れた中改めて『EN』を聴いてみた。
素直に初見で涙が出た音楽は後にも先にもこれだけだと思う。それくらいには私の上手くいっていないことを全て知っているのか?と言わんばかりのメッセージだった。
具体的にどこの部分が?と聞かれても、
全部。これしか言えん。
ライブに行くだけで人を殺したのかってくらいの扱いをされて、やりたいこともできない中で「好きなものを愛せ」と言われてやりたいことをやっていいんだと気付くことができた。傷つけてきた人らに勝てないなら寿命で勝てばいい。願うだけでは変わらない。
彼らの思想と私の考え方の相違なんて完全に忘れ、そこからはもうYoutubeで載っているライブ映像やサブスクに載っている音源を見漁ったし聴き漁った。
前の記事でも書いたのだが、もう一つ人生だと言える曲と出会えた。
MONDO PIECE(2011)
UVERworldの特に盛り上がったワンマンライブの最後で演奏され、オーディエンスは曲の頭から最後まで歌う。
ここまでバラードばかりを挙げていると彼らはバラード系バンドで、全然ロックじゃないのではと思われそうだが違う。直球にメッセージが込められている曲がバラード寄りが多いだけなのと、単に激しいだけがロックではないと体現している結果だと思う。
・「あいつらに奪われた宝物は 殴って取り返したってよかったけど この手に余るものは置いとかない主義さ」
ライブを、音楽をモチベにしてたイベントを奪われていた自分にこれは刺さりまくった。沢山を手にしすぎると足元が見えなくなるし。
・「正しいことが幸せと限らないでしょ」
もう。座右の銘です。人生における格言です。
このメッセージの誤解したくないところは、悪いことを正当化しろとかそういう意味ではない。誰かの正義に従ったって幸せになれるとは限らない。だから自分の芯を持てとか、そういう意味だと考えている。この曲に暑苦しさとやさしさを感じるのは、「限らない」と決して正しさを否定をしていないこと。
・「誤解されたって理解のひもを解いていこう」&
「全部壊れたって一緒にいるなら作り直せる きっと何度でも」
この言葉も前の記事で書いたと思う。
もう終わっちゃうし無理だと諦めていた高校生活だったが、何回でも怒られながらやり直していこうと思えた。
この曲はリリースされた2011年から大切に演奏され続け、
言わずもがなファンに向けた、自分たちに向けた曲だと思う。
私が界隈と外部との風潮で指摘したいのは、この曲は男祭りの曲ではないというところ。確かに、この曲の他に無い良さが出るのはそこだと思う(映像を見た限り)。ただし曲そのものをそういう風に言うファンを見かけると、腹が立つどころかお前本当に彼らの音楽を理解してんのかと尋ねたくなる。
盛り上がっていつも以上に熱くなれるライブが男祭りってだけであって、この曲そのものを「男同士の熱い友情の曲」「女には理解してほしくない」とかいうホモソーシャルごっこに使われたくない。確かに、女祭りの最後に歌われないことには疑念を抱いていたが女祭りハワイで歌ってくれたので一応疑念は晴れた(それ以前にボーカルがよく炎上するので今はそう思っておきたい。)
批判はこの辺にして、
本当にこの曲が大好きだ。正しいことが幸せと限らないことを教えてくれた、口ずさみすぎて周りの人に布教できた。
自分が一番好きなFLOWERSとメッセージが被るのも勿論なのだけど、ここまで優しい言葉と歌を作れる彼らにはまらないわけがない。
ただし勘違いしないで欲しい。推し作品解釈ソングを生み出しているバンドではない。まだライブハウスで見れたことはないけど、ロックバンドである。
正直好きな曲を挙げるのはきりがないし、それに関する思い出を挙げても書ききれないのでピックアップ10&部門ごとに分けて書こうと思う。
<これぞ俺の人生部門>
1:EN
2:MONDO PIECE
3:world LOST world
4:AFTER LIFE
5:ENCORE AGAIN
6:終焉
7:浮世CROSSING
8:Colors of the Heart
9:THEORY
10:7日目の決意
<バラードだけじゃない、ライブ映え部門>
1:GOLD
2:Fight for Liberty
3:Don't Think.Feel
4:畢生皐月プロローグ
5:PRAYING RUN
6:CORE PRIDE
7:7th Trigger
8:Collide
9:REVERSI
10:激動
(本当は1位2位と書く予定だったけど選べないので変えた。)
彼らは2000年結成、2005年メジャーデビューと長い歴史を持つ。
私の好きなもの全てにおいて言えるのだけど、長い歴史を持ちながらもメッセージに一貫性がある。
さっき彼らの優しさに触れたが、時にそれは厳しさとなりより直球なメッセージでフロアを突き刺す。そんな曲たちが<バラードだけじゃない、ライブ映え部門>。特にDon't Think.Feelは露骨。好きに生きろというのは今日まで言い続けているが、2012年にリリースされたこの曲はそれよりもそのことを強く、ある種乱暴に伝えている曲である。
祭りによる風潮を批判した直後で都合が良くて申し訳ないが、たぶんこの映像が一番彼らの二面性を表していると言える。優しさだとか目覚めさせてくれたとか、そんな感想がいい意味で噓のように感じる。
しかし、UVERworldのライブでフロアがこうなることは一部のフェス出演と祭り以外では殆ど無い。
普段は本人たちがそれを推奨していない&この規模のスタンディングライブはほぼやらないので特別シーンともいえる。
↑本人たちが普段のライブでモッシュやダイブを推奨していないことが記載されたリンク
("祭り"の誤字直せば…?)
今の私は、ワンマンでUVERworldを観ることに拘りたい。
MONDO PIECEを始めとした昔の曲が演奏されるからというものあるけど、フェスや対バンが既にいる顧客を喜ばせるというより新規顧客獲得の側面が大きいからというのもある。
UVER的にメッセージを持ち時間内に凝縮するため、Don't Think.Feelなどバチバチの曲(ラインナップは固定だけど)とENのようなバンドそのものを表す曲の両方をやってくれる。限られた時間でありながらも最大限世界観に引き込まれる。
でも、ラインナップが固定なのが非常にネック。
この3年間で、人生で一番曲を聴いたバンドはRoseliaからUVERworldに変わったくらい、Applemusicの聴いたアーティストランキングで毎年1位になるくらい聴いた。そうなるとライブで聴きたい曲も増えるし、中々やらない曲も欲しくなる。
だから近場のメッセなどに来てくれてもいまいち行く気になれない。また、ボーカルである∞の祭りへの異様な執着心を未だに良く思えないため、数少ない横浜アリーナでのライブ(∞の生誕祭)にもあまり行く気になれない。
そうなると現実的に行けるライブはほぼ限られる。(クリスマスくらい)
ちなみに、聴くわりにライブは数えるほどしか見れていない。↓
・JAPAN JAM 2022
・イナズマロックフェス
・JAPAN JAM 2023
・UVERworld THE LIVE in日産スタジアム
・UVERworld premium Xmas Live
・アニプレックス20周年記念ライブ
ワンマン2回のフェス4回なんて、本当に真剣に追っているのかと思われるが
①ライブハウスのチケット手に入らない
②遠征しないと見れない場合が多い
この2つが多い。NSW入って遠征もすればいい話なのだけど…
(とにかく未来への希望を語ってもオケコンが終わらないとなにもできない)
ただ、いつも彼らがいうのはバンドをやめることは決してないということ。
だからこそ時間をかけて聴いて、時間をかけてライブにもいきたい。
UVERworldにハマった場合、もう人生かけて虜になるものだと覚悟しておいたほうが良い。拾いたい曲の多さとライブの楽しさで堪らなくなる。
先ほども書いたが、指定席でも十分にライブで盛り上がることができるロックバンドである。でもたまーにそういうライブハウスらしいフロアも作る。
このフロア作りの上手さが、様々な系統の音楽ファンから愛される理由だと思う。
変わらない信念と多面性を持つ彼らの音楽を聴くため、ライブに行くことをやめないでいたい。
まだまだ書きたいことはあるけど、それはまた今度。
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