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ごきの友達論〜入国審査編〜

※「2015/7/7」に投稿された記事です


本日は七タですね⭐︎

こんにちは。
先日、「世界からいじめと差別がなくなりますように」と願いを込めて短冊を書きました、ごきです。

今回から2~3回くらいの記事を通して、「友達」というものについて、話していきたいと思います。

今回は、私が昔、友達づくりに失敗した経験を話させて頂きます。



あれは私が中学生の頃でした。

私の通っていた中学校は、1年生から2年生に進級するときに、一度だけクラス替えをすることになっています。

そのとき友達が少なかった私は、1年生の頃にクラスで唯一仲の良かったSちゃんと、2年生のクラスでも一緒になれてとても喜んでいました。

私はその喜びをSちゃんにも伝えようと、クラス替えの移動が完了してからすぐ、Sちゃんの元へ向かいました。

すると、Sちゃんも一人の女の子と楽しそうに話をしていました。

その女の子はNさんといって
Sちゃんの小学校時代の友達らしく、彼女も一緒のクラスになったようでした。

私もNさんと仲良くなりたいなと思ったので、なんのためらいもなく、2人に混ざろうとしました。

まずはSちゃんに
「Sちゃん、一緒のクラスになれたね!」
と嬉しさ全開で話しかけました。

それに対し、Sちゃんも喜んで返事をしてくれていました。

しかしその横にいたNさんは、いきなり話しかけてきた私のことが気に入らなかったそうで
睨むとまではいかないが、嫌そうな顔で私のことを見てきました。

私はすぐにそれを察知し、それと同時に「二人の話の邪魔をしてしまった!」ということに気づきました。

私は罪悪感から「じゃあ、また後でね。」とSちゃんに手を振り、その場から一旦離れることにしました。

そして、2人に背を向けて離れた瞬間



「なに? あいつ…。」

Nさんの不機嫌そうな言葉が聞こえてきました。

Nさんは私のことを「Sちゃんの友達」ではなく、通りすがりに子供に声をかける「不審者みたいな人」と認識したようです。


それからというものの、Nさんには嫌われ続けました。

Nさんは、Sちゃん以外の友達と私の悪口を言ったり
私がアニメや漫画のオタクだと知ると、わざわざ私の真後ろに来ては
「うち、オタクって嫌いなんだよね!」
と、私の趣味を否定するようなことを、わざと聞こえるように言ってきたりしました。
(ちなみにSちゃんも漫画やアニメのオタクだったのだが、Sちゃんのことは全く否定していなかった。)

私はそういうことをされる度に、悔しい気持ちでいっぱいになったのですが
彼女が「Sちゃんの友達」であることから、万が一言い返して喧嘩になったりすると、Sちゃんとの関係も拗れてしまう可能性も考えたため、ぐっとこらえていました。

結局Nさんはずっと私のことを嫌い続け、その手は卒業まで病むことはありませんでした。



以上となります。

とにかくまぁ、Nさんからはいろいろと嫌な目に遭わされてきました…。

例え話ではありますが、つまり上記の私は「Nさんの友達の輪」という国に入ろうとしたら
Nさんの入国審査を通ることができず、その後は「大犯罪者」としてNさんの国から追われるハメになってしまったということです。


確かに私はクラス替えした当日、SちゃんとNさんの話にいきなり割り込んでしまったという、かなり空気の読めない行動をしていたなと反省しています。

しかしそれとは別に、この行動は
「Sちゃんの友達なら私も友達になりたいな。」
という想いがあってこそで、悪気は1%もなかったので、ここまで嫌われる必要はなかったのではないかとも思っています。

「Nさんの友達の輪」への入国審査を通れなかった上に、軍隊に攻撃をされる対象にまでなってしまったあの頃の私…。

私はあのときどうすれば良かったのでしょうか...。

SちゃんとNさんの話に割り込まず、ほうって置いたほうが良かったのは確定として
Nさんと友達になるまではいかなくても、嫌われないようにするのは難しいなと、今でも思っています。

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