他人の「好き」も承認しよう! ~あなたも個性を磨こう⭐︎〜
※「2015/4/22」に投稿された記事です。
【注意!】本記事、はてなブログに記載した同記事より、大幅に細かくリメイクされており、内容も一部相違した箇所がございます。
(本記事のほうが、実話を忠実に書いてあります。)
私は前回
『流行に縛られずに、自分の「好き」を貫いて生きよう!』
とメッセージを残しました。
そして今回は
「流行」という場の空気を作っている人たちに対して、メッセージを送る形で記事を書かせて頂こうと思います。
まずは、私のハードな過去から読んでほしいです。
あれは小学校6年生の頃。
周りは、高学年という自覚からか
「自分は大人なんだ」と振る舞うために、流行を追いかけ始めていた。
それに対し
私は自分が「楽しい」と思うことにしか興味を持たず、流行とかに全く興味を抱かない、クラスでもちょっと浮いた存在だった。
しかし、こんな私でも
5人の女子グループの中に、一応所属していた。
なぜ「一応」なのかというと
このグループ内での私の立場は、「いじられキャラ」という名の「最底辺」だったからだ。
グループの子たちは、毎日私のことを笑って馬鹿にしたりするのが当たり前で
私自身、泣きたくなるほど傷つくこともたくさん言われた。
それでも、当時小学生だった私は
クラスで「友達のいないひとりぼっち」になるのが怖くて、このグループを抜け出せなかった。
ちなみに、このグループ内の私以外の子たちは
ブランド物の洋服を着たり、休日はお化粧したりするなど、クラス内では最も流行に敏感でお洒落なグループで
なぜ私がこのグループに属しているのか、当時は自分でも不思議に思っていた。
そんな中、当時流行っていたドラマ「野ブタ。をプロデュース」に影響されて
グループの子たちは、流行に乗れないダサい私を、女らしいイケイケ女子に改造しようと言い出し
『ごき。をプロデュース大作戦』が始動した。
これが私にとって、最大の地獄の始まりだった…。
彼女たちによる、私の「イメチェン」という名の「調教」が始まったのだ!
休日はほぼ毎日、彼女たちに呼び出された。
その呼び出し文句は
毎回早朝に、グループのリーダー的存在のEちゃんから電話が来て
「今日、遊ぼうよ!〇分後に〇〇集合ね!来ないと絶交だから!」
と言いたいだけ言い、私に返事や都合を言う暇を全く与えずに切るという、かなり強引な方法だった。
そして、グループで集まった際
『ごき。をプロデュース大作戦』が実行される。
まずは、リーダーのEちゃんが
私の人格や服装、好きな物を全て否定し、自分の理想の人間になるように、強要してきた。
「なにそのダサい服、お前んちのババアはどんな趣味してんだよwwもっとブランド物の服着ろよ!」
「好きな食べ物はクレープ!?キモっ!ぶりっ子じゃん!タルトにしろよ!」
「お前髪の毛真っ黒でダサいから染めろよ!「〇〇」ってシャンプー使え!(うちではとても買えないような高級シャンプー)これ使えば髪の色も変わるから!」
「イイ女になりたかったらいじめをしろ!いじめできない奴はオジクソだ!」
「ブサイクww! なに怒ってんの?こう言ったほうがお前も変わろうって気になるだろ?」
概ね上記のようなことを言われた。
他にも、万引きを勧められたり(やってないけど)
「女らしくなるために恋愛をしろ!」(自分たちはしてないくせに)と言われ、クラスの好きでもない男子に、バレンタインのチョコをあげさせられたりした。
そして、上記に対して
私が少しでも嫌だと言ったり、意見をしようものなら
「あぁ〜!友達の言うこと聞けないんだ〜!?」
や、
「言うこと聞かなかっなら、絶交だよ!」
と脅された。
呼び出し電話のときも、この「絶交だよ!」という言葉が使われたが
この「絶交」というのは、彼女たちと縁を切るといった、生優しい意味のものではなく
その直後から彼女たちにハブられ、(主にEちゃんに)許してもらえるまで悪口を言われ続けるという、小学生である私にとっては大変恐ろしい力を持っていた。
そのため、これを言われた私は
ハブられたくないがために、逆らうことができなくなってしまったり、必死に謝り続けて許しをこいていた。
そしてあるとき
私の些細な言動を、勝手に「キレてる」と解釈したEちゃんが逆情して、彼女たちと「絶交」となってしまった時期があるのだが
(ちなみにこのときの私は、全くキレてなかったので、完全にEちゃんの思い込み。)
そのときも、もちろん私は彼女たちからハブられ、いじめを受けていて、気が滅入りそうになっていた。
そんな中、Eちゃんから一枚の手紙を貰う。
その手紙には
Eちゃんにとって、私の気に入らない部分が箇条書きで20個近く記されており、一番下には
「これらを直してくれたら仲間に入れてあげるよ。」と書かれていた。
この時私は、心の底から彼女のことが恐くなった。
それからもいろいろあったが
中学に上がってクラスが別々になってからは、グループの皆とは縁を切り、今は自分の「好き」を取り戻して楽しい日々を送っている。
かなり長くなってしまったが、上記の内容は
「はてなブログ」に掲載した内容と、一部違っていたり、内容も細かく書かせていただいている。
その理由は、「はてなブログ」に掲載していた頃は
文章が長くなってしまうのと、こんな胸糞漫画の内容みたいな話、書いても誰も信じてくれないかもと思っていたからだ。
話を戻すが
この体験談を通して私が学んだことは
自分の「好き」を大切にすること!
そして
他人の「好き」も認めてあげること!
である。
自分と他人は同じ人間だが性格、好み、能力
一人一人が違う個性を持って生きている。
もし他人が
「あなたが全く好きじゃないもの」を好きになっているようだったら
それは絶対に否定したり、馬鹿にしてはならない!
あなたと他人は、違う人間なのだから、好みも大きく違っていて当たり前なのである!
流行っているから「好き」なのではなく
自分が好きだから「好き」
と、胸を張って言えるようになってほしい。
あなたの好きなものも
「流行」ではなく、「あなたの意思」で愛してあげたほうがずっと幸せだと、私は思っている。
それは、「あなたの好きなもの」だけでなく
「あなた自身」も大切にしているということなのだから。