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理解してあげよう。発達障害の気持ち

※「2015/6/8」に投稿された記事です


こんにちは。
いじめも差別も減らない世の中で、なんとか這いつくばって生きているごきです。

今回は、つい最近見つけたニュースから感じたことを
「みんながもっと優しくなれますように」と願いを込めて記事を書かせて頂きます。

そのニュースというのは
Y県S市にある障害者施設で、複数の職員たちが、発達障害のある子たちに虐待をしていたという事件です。

その施設で働いていた勇気ある職員さんが、虐待の証拠として現場を撮影して警察に通報したため
この事実がテレビのニュース番組で報道されました。

私はこのニュースを見て
「どうして自分より弱い者に、平気で暴力を振るえるんだろう…。」
と、頭の中が怒りと悲しみでいっぱいになりました。

この事件もそうですが
発達障害のある方が、虐待やいじめの被害者になるパターンを、私は多く見てきました。

なぜそんな悲しい事態を引き起こしてしまうのでしょうか...。

これに対する私の意見は
発達障害のある方々に対する、世間の目が原因なのではないかと思っています。

どういうことかというと
発達障害というのは脳の障害なので、見た目だけでは気づいてもらえないことが多くあります。

そのため、学校や職場などで発達障害のある子が、みんなと同じことができなかったり、みんなより行動が遅いと
それを見た教師や上司が、発達障害のある子を「発達障害のある子」ではなく、ただの「だらしない子」という認識をし
最悪、問題児扱いされたり、「逆贔屓」という嫌がらせにまで繋がってしまいます。


確かに発達障害のある子は、みんなと同じペースや動きで作業ができなかったり、細かいミスをしてしまったりすることもありますが
その一方で、「真面目」であることや「思いやりが強い」などの長所を持っていることも多くあります。

しかし、世の大人たちの中には、その長所ですら
「なにを考えてるのか分からない子」や「面倒臭い子」などというネガティブな言葉で片付けてしまう人がたくさんいます。

こんな世の中では、発達障害の方々が一生懸命頑張っても、救われるわけがありません…。

なので、少しでもこんな世の中が変わることを祈って
私が、心ない大人たちやいじめっ子たち宛てに、メッセージを送ります。



もし、あなたの周りに発達障害のある方や、その疑いのある方がいたら
その方の短所だけでなく、長所も見てあげて欲しいです。

そして、温かい目で見守ってあげて下さい

そうすれば、あなたはもっと優しくて素敵な大人になれると思います。

弱い者や、「人とは異なる性質を持った者」を仕分けして差別する大人なんかより
みんなに平等な愛を配れる大人のほうが、ずっとずっとかっこいいんですよ!


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