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「辛い」は心の栄養素

※「2015/6/16」に投稿された記事です


こんにちは。
最近、茶子くんさんとの同居生活が始まり
幸せいっぱいの毎日を過ごしているごきです!

突然ですが、いじめの被害者の方たちに質問です。

あなたは、いじめから受けたストレスを、どうやって解消していますか?

なぜこんな質問をしたのかというと
いじめの被害者の中には、「自分はいじめの被害者である」という立場を理由に、更に弱い者を故意に傷つけてしまうケースが少なくないからです。

どういうことか簡単に説明すると
「自分はいじめられているすごくかわいそうな人間なんだから、腹いせに誰かを傷つけても、大した罪にはならないだろう。」
という考えの、いじめの被害者がいるということです。

事実、私も昔、そう考えたことがありましたし
最近では、別の方からそういった被害を受ける経験もありました。

今回は、その経験を踏まえた上で話したいと思います。


あれは、私が派遣のアルバイトで、某運送業者の仕事場に派遣されたときのことでした。

そこで働いていた男性社員の方数名が、一人の女性社員にだけ、ミスを怒鳴ったり、暴言を吐き捨てたりしていました。

私たち派遣組は、その怒鳴られていた女性社員の方と同じ現場で仕事をしていたので
上記のやり取りを何度も見せられ、不快に思いながらも作業を進めていました。

しかし私の不快は、これだけで済みませんでした。

なぜなら今度は、男性社員たちに怒鳴られていた女性社員の方が、そのストレスを私1人にぶつけ始めたからです。

男性社員たちの目もあるせいか、無視や小声で文句を言うなどの目立たない攻撃だったのですが
それだけでも私はとても嫌だなと思いました。

このとき私は、改めて「自分のストレスを他人にぶつける」というのは、とてもかわいそう最低な行為だということを学びました。

あなたは自分の「辛い」を、更に弱い者に味あわせようとしていませんか?

確かに、怖い上司やいじめっ子に虐げられるのは、もの凄く辛いですし
むしろ、自分の人権や存在価値を踏み躙られて、平気でいられるほうが珍しいです。

ですがその経験は、他人を傷つけるためのものではありません!

なぜなら、私が思うに「いじめられる」という経験は、辛い思い出になるだけではなく
他人の心の痛みを理解できるようになるための、大切な「心の栄養素」でもあるからです。

だから、もしあなたが誰かにいじめられて「辛い」と思っても
「自分ばかり辛いのは嫌だから、他の奴にもこの辛い思いを味あわせてやる!」
なんて悲しいこと、考えないで欲しいです。

その「辛い」は、あなたが優しくなるための心の栄養素なので、今のうちにたくさん摂取して、強くて優しい心を手に入れてくださいね!

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