私の好きなもの⑤

ドラマ 母の待つ里 浅田次郎原作 NHK bs 4回
 宮本信子無くしては成立しない極上のドラマ。泣いた。
設定に驚いた。
 宮本信子に会いたくなった。
「本当はお前たちの方が寂しいんでないのかい」
 年老いて一人、田舎で子どもの帰りを待つ母は、それでもお前たちの方が、都会で華やかな暮らしをしているお前たちの方が、寂しいんでないのかいと、案じてくれる。こんな母が待つ里ならば、例え絵空事であったとしても、帰りたくなる。
 人間の暮らしとは何かを、深く考えさせるドラマであった。

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