東海道 連続踏破 顛末記 その13
ウエア類
長時間の歩行を連日快適に続けるためにウエアが果たす役割は大きい。気候の衝撃を緩和し、かいた汗を素早く乾燥させてかつ動きを妨げない機能が求められる。ウエア類の選択は重要である。
私は20数年前の第一次山歩き時代からモンベル製品を愛用していたが、昨今の円安によって海外アウトドアブランド品の価格が高騰し、相対的に国産ブランド品がお手頃価格になっているということもあり、山歩き再開後にはすっかり「全身モンベルおじさん」になってしまっている。基本モンベル製品で固めて、所々それ以外のブランドのものがあるという状態。順不同で実際に使用したウエア類を紹介する。
頭周りと手袋
10月初旬はまだ日差しも強いため、帽子は必須。雨の日にも活躍する。
頭の汗が顔に流れてこないように、帽子の下には汗止めを着用した。
また、主に日焼け防止のために指切りの手袋を着用した。鈴鹿・箱根等の山道では手をついたときの怪我防止にも役立った。
メイン上下と靴下
メイン上下は日焼け防止、速乾性と動きやすさを求めて、トップスは薄手長袖を3着、ボトムスは短パン2着と鈴鹿・箱根の山道と雨の日に備えて長ズボン1着。アンダーウエアも同じく速乾性のものを上下各3着。洗い替えと予備を想定して3セットを持ち歩いた。
靴下の選定は快適な歩行に重要で、試走(歩)時にあれこれ試して、雨の日でも蒸れず、また親指で人差し指を踏んでしまう感覚を解消するために親指が独立したいわゆる足袋タイプのものにたどり着いた。
レインウエア
連続踏破想定期間の2週間以上連続で雨に降られないということは考えにくく、レインウエア(合羽)は必須装備と考えて、最も軽量でコンパクトなものを選択した。
2024年1月にあえて雨の日に試走(歩)した際は、これよりも厚手のレインウエアを着用して特に不快感無く歩けたが、10月の本番は結構気温が高く、薄手のものでさえ暑くて着ていられなかった。これは季節の違いから試走(歩)時に気づけなかった誤算。
結局雨の日の歩行時は、宿に着いた後の日常生活用に持参していた傘を使った。