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私とざっくりポルノグラフィティ
今回のは、SNSプロモーション風にいえば「ポルノに出会ったおかげでうつ病が吹っ飛んだ話」という自語りございます。
その通りに、陰鬱としています。
覚悟をしてください!
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9/8。
因島・横浜ロマンスポルノ24' 2日目
ポルノとはじめて出会ったその日に投げかけられた問い。
『あなたにとってポルノグラフィティとは?』
出会ってから半年ばかり、
あえて答えをひとつに絞るならば、私にとってはエンジンである。人生の推進力を得るための。
***
ライブでポルノグラフィティから得た衝撃を、一目惚れだ、と前には書いた。
改めて表現をし直せば、私の中の、黒く、焦げ固まった重石が灼け落ちたような感覚だった。
もう済んだ話なので簡単に晒しておこう。
私はずっと死にたかった。
生きるための全てが面倒で、いつの間にか思考にはもやがかかっていて、頭が上手く動かなくなっていた。
夢というべきか、憧れの、なりたい姿はあった。
友情・努力・勝利を叶える少年誌のヒーローだ。
でも現実は、努力は実るとも限らないし、勝者は正義とも限らない。
ずっと底のない絶望がまとわりついていて、
どうやって生きたらいいのかわからなかった。
現実には、私が憧れてたヒーローはいないから。
***
と、
そこに
彗星の如く現れたポルノグラフィティである。
私の憧れるヒーローはいた。
正確に言えば、ヒーローのような魂を持ちながら、25年もやってきた人たちが、ちゃんと!現実に!
存在していた!!!!!!!!
私がポルノグラフィティの中に見たのは、生きてゆく姿勢だ。
勝利は、信じるものだと。
丸い月が見えたからには、たどり着けると信じて進んでいくのだと。
地を這うほどに慎ましく進む現実でも。
それでとっくに月を掴んだ今でも、また次の山をみつめてやる。
奢ることも、慢心することもなく、ひとつ上で光るものを見つけて、地道に歩き続ける。
そんなヒーローのような魂を持ち続けるかっこいい人たち。
ひどくざっくりとした推しどころでしょう!
それでも、私が夢物語のものだと諦めていた、ヒーローのような魂を確かに持って、25年も歩き続けてきた人たちがいる。
その事実に、どれほど救われただろうか。
白馬の王子様がやってくることはないけど、ポルノグラフィティはやってきた。
***
どこまでも進み続けるポルノグラフィティの無尽蔵なエネルギー。
その始まりはきっと、若者特有の無根拠な自信なのだろう。今ポルノから入った私には眩しいほど若ポルノはギラっギラしている。
無根拠な自信から生まれたものがファンの心に届いて、確かな自信に変化し、ファンの輪がさらなるエネルギーの奔流を生み出して、また次の歩みへと続いてゆく。
やっぱり、ジャンプに載れると思う。
浜スタで火柱の中ゾンビを歌う昭仁さんは、絶対この世界の主人公だったし。
とにかく、そんな風に、無根拠な自信を胸にやってきた彼らだからライブの最後、
君たちは最高だから、胸張っていけ
自信持っていけ
この、お決まりの言葉を。
無根拠なくせに、どうしようもなく元気が湧いてくるこの言葉を。
私たちが一歩を踏み出せるように、叫んでくれるんだと思う。知らんけど。
***
ポルノグラフィティというロックバンドが25年分も描き伝えてくれている生き様。
勝利が確かな未来なんてないけれど、
挑戦して、悩んで、間違えて、恥ずかしくて、悔んで、渇望して、恐れて、怒って、歩いて、歩いて、、
時にはバカになって!
そうやって、
どうしようもなく生きていくしかないんだと。
そうやって生きていけばいいんだと。
25年間も私の憧れる姿で歩いてきた彼らが、
一歩目を踏み出す推進力をくれて、
歩き方を見せてくれて、
「キミが思うより優しい世界があるはず」だなんて、月の光るところを指さして教えてくれるから。
生きていたいな、って
ポルノグラフィティのおかげで
やっとそう思えるようになりました。とさ
終わり。
***
さて、私がほんとにうつ病と呼ばれるものだったのかはさておいて、ここ最近は随分と頭がまわるようになり、様々なものが見えるようになってきました。
非可逆じゃなくてよかった〜
新しいことを始める勇気も持てるようになりました。
25年の間のライブやさまざまなメディア露出を直接見れなかったのは本当に悔しいけれど、総じると、このタイミングで出会うしかなかったんだなと思います。
そういうわけで、いつか遠い人生の果てで、
岡野昭仁のような魂を持てるように人生をのしのしとやっていきま〜〜〜す!ぶい
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