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「大プリパラ展」 芹澤優さんのコメントにグッと来た理由

昨日、プリパラ十周年記念展である「大プリパラ展(オオサカプ)」へ行ってきた。

数ある展示の中で、南みれぃ役・芹澤優さんのキャストコメントがいちばんグッと来た。「ずっとそばにいてね」とみれぃに語りかける言葉に、二次元に対する祈りを感じたから。

たとえばいま大好きなキャラクターがいたとして、何年後かに当時の熱量を保ったままでいられることはなかなか無い。

芹澤さんがそういう経験をして、寂しいと思ったことがあるからこそ「そばにいようね」ではなく「そばにいてね」という表現になったんじゃないか?

「そばにいようね」だと一緒にいられることが前提の盲目的な印象を受けるが、「そばにいてね」だと上記の現実を前提に一緒にいられることを願い、キャラクターに語りかけているように思える。

そもそもキャラクターのそばにいられなくなってしまう原因は、自分の気持ちがキャラクターから離れるからであって、キャラクターが自分の元から去っていくからではない。自分が望めば、望む限りキャラクターはそばにいてくれる。

つまり、「そばにいてね」とは、言い換えると、「自分の気持ちがキャラクターから離れませんように」という祈り。

こういう祈りを抱えているのは自分のようなファンだけじゃないんだな、と思えて嬉しかった。もちろん、「送り手である声優」と「受け手であるファン」とでは、キャラクターとの関係性も違ってくるだろう。

それでも、みれぃを想う芹澤さんの気持ちと距離感には、理想の関係性のひとつを見出してしまう。現地でコメントを読みながらグッと来て、読み終えてから「やっぱりみれぃも芹澤さんも好きだわ」って思ったもん。

行って良かった。

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