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夫婦生活と他者依存の矛盾

こんにちは、Rioです。
この記事を見てくださってありがとうございます。

変なタイトルで投稿しますが、これは自分が経験した離婚にまつわる話です。
少し重いテーマなので興味のある方だけこの先の内容を見ていただければと思います。



経緯

私は今シングルファーザーとして二人の子供(7歳と3歳)の面倒を見ながら仕事探しをしたり、職業訓練を受けたりしています。

訓練の話はまた別の記事で詳しく内容を書いていこうと思います。



本題の離婚に関連する話が浮上したのは2024年7月下旬の話です。
それまで私は某メーカーの営業マンとして日本全国を出張で飛び回るそれなりに忙しい日々を過ごしていました。

ある時は大阪へ、ある時は名古屋へ、またある時は福岡へ、、とエリアも何もなく顧客がいればひたすらアポを取り出張の繰り返しです。

この情報だけだと家族を蔑ろにして仕事ばかりしているオッサンだと思われるかもしれません。

ですが自分が当時勤めていた会社は外資系で、いわゆるマイクロマネジメント的なガチガチの管理は無く、報告時に成績さえ出ていれば何の文句もない、自分からすれば超ホワイトな会社でした。

出張に行く際にも申請不要で仕事のために有用なものであれば基本何でも精算可能、出社義務無しという超放任主義な管理スタイルです。

そんな自由な雰囲気なので、アポの無いときは出来るだけ自宅警備員リモートワークをしてパートナーへの家事育児の負担を50-50に持っていけるように自分の仕事をコントロールしていました。

ちなみに旧パートナーは非正規で短時間勤務をしていたので、私が出張で不在の時はワンオペになってしまっていましたが何とか生活を回すことが出来ていたと思います。

私の方はというと出張帰りの日、あるいはオフィスからの帰宅後には食事の洗い物、これは夕食で使った調理器具や家族の食器など全てです。
それから風呂掃除をやっていました。

帰宅時間が23時になろうと日を跨ごうと関係なくやっていました。
別に指示をされたわけでもなく、自然とそういう生活になっていたのです。

子供と同じ時間軸で生活するパートナーにかかる負荷を少しでも軽減させるには当然だと思っていました。

休日にはその生活が逆転することが時々あります。
普段の息抜きとして友人と出かける予定を作ってもらい、その日は自分が食事の支度から何から全てをやります。

意識したわけではありませんが、気づいた時には既にお互いがワンオペで生活できる状態が作られていたのです。

ですが頻度は言うまでもなく私が不在の状態が多かったのは事実です。


ただ、最初からこのような生活スタイルだったわけではありません。

日本へ帰国して一年後に第二子が誕生し、このままの状態で家族を経済的に支えていけるのか、という不安や葛藤のようなものがあり、より高い収入の見込める仕事へシフトしました。

その当時は都内(23区外)の戸建てに住み、ローンを払いながら家族3人の生活で収支が±0のような状態でした。

第一子が誕生した際に会社で初めて2か月育児休暇を取り、直後に海外に飛ばされ、戻ってきて第二子が生まれたときに6か月の育児休暇を取った私は完全に干されていたと思います。

男性育休の平均取得期間が1週間程度の時代に、昭和の香りが漂う男女比率9:1の超日系企業で6か月の育児休暇を取った私は完全に気狂い扱いだったことでしょう。

そんな状況で休暇中の私に当時の上司から一通のメールが届きます。



「復帰後は積極的に出張対応していただきます。」



まじすか。。
人生で初めて心のつぶやきが口から出た瞬間でした。

当時の私は商品の技術担当として販売前の技術サポートやテスト、販売後のユーザー教育、フォローを仕事としていました。

作業着を着て工場に設置した機械を動かして見せたり、顧客の作りたい物を機械を操作して作ってみたり、それを教えたり、、といった内容です。

コロナウイルスが蔓延し、ワクチン接種で菅義偉さんと河野太郎さんが輝いていた時期だったので私は極力出張は避けたいとお願いをしていました。

せめて日帰りで生き帰りできる範囲でアサインしてほしいと。。
それが妊娠中のパートナーとお腹の子供に対してのせめてもの配慮だと。。


無事に第二子が誕生し、私はそんな状況から逃げるように育児休暇へと突入したのですが、上司からのこのメールで一気に現実に呼び戻されてしまいました。

「子育ては順調ですか?」
「赤ちゃんと奥さんの具合はどう?」

とか、何もないんすか。。
といささか驚いた記憶があります。

このメールを機に私はある決断をしました。

転職してしまおう、と。。



ここまで読んでくださりありがとうございます。
長くなってしまったので別の記事で続編を書いていきます。


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Rio
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