お坊さんのありがたいお話が面白かったという話
「共命之鳥」
いったいどんな鳥かと申しますと、一身二頭、
体いっこに頭2個。心も二つある鳥だそうです。頭いっこにつき心1個ずつ。
体は1つで頭は2つ、心も2つですから、この頭たち仲が悪かったそうで。いつも片方は、相手さえいなかったら、自分一人で美味しい物が食べられると思ってたそう。
そして、最後には、片割れがご飯に毒を入れて相手を殺してしまおうと思います。
しかし、その名の示すように、一身二頭で、命を共にするのですから、相手が命を落とせば、自らも死なねばなりません。
結局はどちらも死んでしまったと。
あっ、
急にどうしたかと思われましたかね?
失礼しました。
というのも先日私のひいおじいちゃんの五十回忌だったんです。私はそのひいじいちゃんとは会ったことも話を聞いたりすることもなかったのであんまりぱっとしなかったんです。とりあえず着いてくかと。
そしたらお坊さんが先に家にいらして、あっ!妹さんですね!まーー、すっかりお姉さんになられて😊と急に話してくださって。なんで知っとるんだと思いましたが、法事の度に会って覚えててくださったみたいです。
お坊さんってコミュ力素晴らしい。
喋ってる中で、この「共命之鳥」の話をしてくださったんです。
お経のほんのワンフレーズのお話だそうです。
どうゆうお話か分かりましたか?
実は共命之鳥は阿弥陀様が姿を変えたものだそうで。
人々は、お互い慰めあい、協力し合い、いたわって仲良く生きていこうと思っています。
でも、いさかいや争いが絶えなくて。
私たちは、阿弥陀様が、この「共命之鳥」に姿を変えて下さり、「相手を倒すと共に、自分も傷つき倒れていくのだぞ。」とお示し下さっていることに気づかねばならない!と。
こんな感じのお話でした。
シンプルに面白い。聞いてて。
共感できることをやっぱり書いてあるんだなと。(話し方も上手だったんですよ、ほんと)
じっくりお坊さんが目を見ながら話してくださって、なんだか良いなと思っちまいまして、浅はかな感想すぎますが。
共命之鳥の話に加えて、この五十回忌を迎えれたことと、それに家族がこうして集まれてることは素晴らしいことだと仰ってました。
全部は繋がりで出来てて、上にいる祖先の人達がいて、周りの人がいて、今があるってことを今一度噛み締めてねっていうお話もして下さりました。
宗教とかあんまり興味ありませんが、こうやって改めて人生だとか良いこと悪いこととかを大人になってから目を見て話したりすることなんてあんまりないですから、なんだかこの非日常的な空間がシンプルに面白かったです。
これ忘れたくないな、この経験書いてまとめときたいな、と思ったのでこのことをnoteをメモ代わりにして置いておこうと思います。
そんなこんなで、お話聞いたり、会ったこともない家族のこと考えたりして
今まであんまりなんとも思わず手を合わせてたお墓を、
浅はかながら、
いつもより綺麗に掃除しちゃったり。
そんなGWでした。
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