#4 余裕資金ってどうやって計算するの?
【はじめに】
投資は余裕資金で行いましょう。って良く耳にすると思います。なんとなく意味分かるけど、実際自分だといくらなのって思ったことないでしょうか?
このNOTEでは、余裕資金の計算の仕方、考え方を一緒に考えていけたらと思います。
【余裕(余剰)資金】
手持ちの資金のうち、生活費や非常時に備えて残しておくお金を差し引いた資金で、当面使う予定のないお金のことです。
はい、みなさん理解頂けたでしょうか?
上記を参考に自分で計算してみてください。
お疲れ様でした。できましたね。
って、これではあまりに無責任なので一緒にみていきましょう。
【実際、余裕資金を計算してみましょう】
のんべぇ太郎さん
手持ち資金 1000万円
月々の生活費 30万円
非常時の資金 100万円
だとします。
また、前提として当面(3-5年くらい)大きな出費がかかるイベントが控えていないとしましょう。
・生活資金は6ヶ月分くらい残しておくとすると30×6=180万円
以上の情報から単純に計算すると、
手持ち資金ー6ヶ月分の生活費ー非常時の資金
=1000ー180-100
=720(万円)
なので、のんべぇ太郎さんの余裕資金は720万円と計算できます。
注)当面大きな費用がかかるイベントが控えていないというのが、ポイントでした。教育資金や自宅購入資金、海外旅行資金など比較的大きな出費の予定が分かっている場合はその分も差し引いて余裕資金を計算しましょう。
年表みたいにして時系列で考えるとわかりやすかったりします。
【余裕資金の考え方】
余裕資金内であれば、仮にそれが全部なくなっても生活に困ることはないでしょう。というのがその骨子です。
本当にそうでしょうか?
実際にどうかちょっとみていきましょう。
のんべぇ太郎さんは、この余裕資金720万で(仮名)のんべぇ株式会社を100株買いました。
するとなんと、翌日にこの会社が倒産しました。
急いで株の売却を試みるも、売買が成立せず、この720万円で購入した株券は0円になりました。
でもまだ、6ヶ月分の生活費と非常時の資金の合計である280万円残っています。なので、明日からはいつも通りるんるんで生活しました。
ってこうはならないですよね。
恐らくほとんどの人が発狂して、怒り、悲嘆に暮れ、散々心がかき乱された後、果てて床につくことでしょう。そして、翌日以降も後悔に駆られながら過ごすことになるでしょう。
若干、極端な例だったかもしれませんが、余裕資金といえどその極端な増減は人にダメージを与えます。そういう意味では心理的な余裕資金はより少ない額なんです。
なので、よほどのギャンブラーの方以外は、余裕資金の中でさらにその10-30%くらいを真の余裕資金と捉えて投資を始めるのをオススメします(スモールスタート)
【スモールスタートの是非】
スモールスタートのメリットは失敗したとしても傷が浅くて済むというものです。逆にがっつりスタートと比較して、上手くいった時の儲けは少なくなります。
でも、最初は知識も経験も乏しいと考えれば、失敗するリスクもそれなりに高いと考えるべきです。少しづつ場数を踏み、勝負所がわかってから始めてガツンっと勝負するので十分なのではないでしょうか?
【まとめ】
余裕資金の考え方、スモールスタートが推奨されることについてお話ししました。
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
次回はとっておきのお題をお届けしたいと思います。(不動産投資を始めたい人は必見です。)