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軽い自己紹介、中学受験本番を迎える次男

都内在住、30代の三児のおかんです。
小6次男が中学入試の本番を迎え、絶賛情緒不安定中。
冷静にと自分を戒めてきたのに、ここにきて次男のメンタルが千々に崩壊し、引き摺られないようにここに書き留めて己を保とうという思惑です。

さて、受験本番まで3週間。皆どう過ごしているのかな。
仲が良かったサピックスママも、今は何となくお互い連絡を控えている時。
学校にもほとんど誰も来ていなくて、相談したり共感しあえる相手もいない。
特に勉強らしい勉強もせずにαを保っていたこともあって、次男はよくできる明るい子、そして落ち着いたおかんだと周囲からは思ってもらっていたみたいだけど、次男も私も本当はすごく小心者。隠れてガリ勉派です。
栄東の東大A日程も無事受かったのに、合格点ギリギリだったと泣いて物にあたる次男。今日改めて解いた第一志望校の2022の過去問は1点足りずに号泣。
普段の通常授業でもデイリーチェックで1問間違えただけで泣きながら帰ってくるような子。どんなに「何点だって大丈夫、そんなものであなたの価値は決まらないよ」「受験なんて、いつやめたっていいんだよ」と伝えても、本人には全然響かない。
勝ちたい、とにかく勝ちたい!で目はいつもパッキパキ、最近は明け方まで緊張で眠れず、泣きながら「睡眠薬をくれ」なんて言う夜も。
結局朝は起きられず、仕方なく正月特訓を一日休ませてゆっくりさせるも、勉強していないと怖いようで、どんどんおかしくなっていく。
私の方が疲れ果て、過去問が合格点に届かず藤原竜也なみに床を七転八倒する次男の様に、最近は苛立ちを越えて恐怖を感じる日々。

長男は動じない性格で、受験時もまったくこんなことはなかった……。
雨にも負けず、風にもまけず、丈夫な体を持ち、誰のことも悪く言わず、感情の起伏は少なく、のび太かよと思うくらい塾から帰宅後すぐに眠りに就き、爆裂コロナ中だったのにも関わらず1/31まで普通に学校で友達と遊び、楽しみながら淡々と御三家に受かった強者。

そんな長男に比べ、本来であれば次男の方がずっとポテンシャルが高いのに、謎の劣等感に苛まれ、いつも戦わなくてもいい何かと戦っている印象。
分け隔てなく育てたつもりだけど、私の育て方が悪くて彼をここまで追い詰めてしまったのか……それとも本人の気質なのか。

嘘偽りなく、受験なんていつやめたっていいと思っている。
そんな自分も25年前、中学受験に全落ちしたという苦い経験があるから。
だけどそれも高校、大学受験の糧になったし、長い人生においては中受の失敗なんて些末なこと。御三家に通っていた夫と、最終学歴は変わらないし……なんて、みっともないことを言ってみる。

とにかく、私は本心で彼がどんな人生を歩むのも自由だし、「こうでなければいけない」なんて思っていないのに、彼が自分で自分を追い詰めるところを見ていられない……。
ずっと「大丈夫だよ」と穏やかに返していたけど、私も余裕がなくなり、さっきは爆発して「メソメソしないで、結果なんかどうだっていいんだから、いつもの明るい子に戻ってよ!」と言ってしまった。
そこで気が付いた。
私は「こうでなければいけない」と思っていないわけじゃない。
彼に、「いつでも機嫌よく笑っていてほしい」んだ、と……。

私は彼の不安やイライラを受け止める器がないのか。
だけど、子供があんまりにも辛そうにしていたら、もうやめていいよと言ってしまいたくなるのは、親なら当たり前のことなんじゃないのか。
私は彼に、愉しく生きてほしい……それだけなのに。
なかなか寝ない次男が眠りに就くと、いつ起きてくるんじゃないかとハラハラして、ふと涙が出てくる。もうどこにも受からなくてもいいから、はやく伸び伸びとしたあの子に戻ってほしい、そう思ってしまう。

だけど、こうして子供のことで悩めるのも親の特権。一緒に苦しめるのも権利、そう思いながら、なんとかこの三週間を切り抜けたいな……。
小さい身体でたくさんのプレッシャーを抱えているすべての受験生と、
それをずっとサポートしてきたすべての親御様の幸せを祈りながら、今夜は眠りに就きたいと思います。
おやすみなさい。

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