【リブート,てれび騎士第1話】桃色ノ騎士

【創作注意】
前作 リブート,てれび騎士の設定を引き継いでいます。


レイside


私たちは、くろミンたちに連れ去られてしまった。
くろミンは、私たちを何かの計画に利用するつもりのようだ。

「離して!」
レイ!
「暗号化を強めるぽよ」
「ッ!!!」
身体が動かない。
頭が真っ暗に・・・

「意識は堕ちたぽよ。連れていくぽよ」
レイ!レイをどこに連れて行くの!?
「安心するぽよ。順番に行うぽよ。」

「ん・・・っ」
いつの間にか眠っていたようだ。
「みんなは・・・?」
気が付くと一人に。
「そうだ!デンリキ!」
しかし何も起きない。
「デンリキが使えない・・・?」
電印も現れない。

すると、続々と入ってくるクリプトオンズ。
「クリプトオンズッ!?こんな時に!」
すると、クリプトオンズたちはレイに手をかざし何か送り付ける。
「っ!?なにこれ・・・!!?」
すると・・・
「えっ!?これって・・・」
レイの右手に雷印が。
「雷マーク・・・!?どうして?」
「それは、お前がてれび騎士となったからだ。」
「ライデェ・・・!」
「着易く名前を呼ぶな!!消えるだろ!」
「私はてれび戦士よ。あなたたちの仲間になんかならないんだから。」
「では、なぜデンリキが使えない。」
「それは・・・」
「それは、こういうことだ」
モニターに映し出されたのはレイの電キャ・ぽんきちだった。
―レイ・・・!
「ぽんきち!」
「一時的にお前と電キャを引き離した。」
「ぽんきちは無事なの!?」
「ああ、私は同志には手を出さない。」
「何が目的なの?」

「簡単なこと。タマ電Qを集め、邪魔なてれび戦士から守るのだ。」
「それはできない!みんなを裏切るなんて!」
「ならば、こうするまで」
―ッ!! レ、レイ・・・ッ!!
「ぽんきち! やめて!」
「ならば、てれび騎士となるか?」
「分かった!言うこと聞くから、ぽんきちを離して!」


ぽんきち side

レイは、私のためにてれび騎士に・・・
あれから、連絡は来ない。

「ぽんきち!」
その声は・・・レイ?

部屋に入ってきたレイ。
その服は、てれび騎士の物となっていた。

「レイ!会いたかったよ!」
「ぽんきち!無事でよかった! すっかりてれび騎士になっちゃったけど前と変わらないよ!」
見た目はてれび騎士のピンクとなっていたが、いつものレイで安心する。

「感動の再会はここまでだ。ハッ!」
「ッ!?」
レイの動きが止まる。
「レイに何をしたの!?」
「再起動させたのだ。レイよ、自らの手で電キャを雷キャにするのだ。」

「ライリキ・・・!」
「レイ!?何で!?ライリキを使えるの??」
暗号化を発生させ、ぽんきちは黒く染まる。
「~~~っ!!」
ぽんきちを見つめるレイの目にはうっすら涙が。


暗号化の黒い霧が晴れると、ぽんきちは紫の姿に。
「フフッ・・・レイと一緒・・・嬉しい・・・」
「まだ、未完成だが効果はあるようだな」
電キャに暗号化ウィルスを打ち込むことで、雷キャに変貌させる。

「さあ、桃色の騎士よ。我々を守る騎士となるのだ」

マスターデータを取得・・・

「はい。名もなき王。 私たちは、あなた方を守る騎士となります」


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