【リブート,てれび騎士3話】バックアップ,黒い箱
何とか逃げることに成功したソノマ。
ここがどこかも分からず、手あたり次第部屋を探索する。
「何か使えそうなものは・・・?」
今、アミュレットもいない。デンリキも使えなくなっている。
クリプトオンズに見つかっても太刀打ちできない。
「これ・・・ブラックボックス?」
ソノマは近くのパソコンを使って中のデータを解凍して開く。
「電空の・・・保護プログラムと、アンインストールプログラム・・・?」
何か使えるかも。持って行ってみよう。
ソノマは、ブラックボックスを持ち出す。
まだ、見つからないぽよか?
はい、直ちに見つけてきます。
クリプトオンズ達よ、ソノマを見つけ出すのだ!
ぞろぞろと出ていくクリプトオンズ。
「出口が見つからない・・・!」
出口を探すが見つからない。
「クリプトオンズも追って来てるみたい。早く出ないと。」
迫りくるクリプトオンズに逃げ場がないソノマ。
「こうなったら、一か八か!」
クリプトオンズにブラックボックスを向ける。
すると、クリプトオンズはデータとなり吸い込まれ、ブラックボックスが変形する。
「えっ!?どういうこと?」
その手には見覚えがある仮面が。
「・・・電空の保護システム。そういうことか」
鳴り響く警告音。
「何事ぽよっ!?」
「何者かが、システムにハッキングしてクリプトオンズを停止させているようです!」
「すぐにてれび騎士を向かわせるぽよ!」
「はっ!」
―電空・・・ハカイ・・・デリート・・・
鎧を着た黒い騎士が、クリプトオンズを消去していく・・・