【妄想注意】新てれび騎士#2 赤
前置き
前回 新てれび騎士#1の続編です。
てれび騎士が合流した後の創作小説です。
一部表現に注意があります。(悪堕ち・催眠)
あらすじ
街に緑の騎士が現れ、タマ電Qを奪う事件が発生する。
元てれび騎士のテッショウが疑われるが、アリバイがあった。
その後、電キャンプベースから出て帰路につくテッショウの前に噂の緑の騎士が現れ、テッショウをデリートしようとする。
電キャバトルをするも、戦力差で負けてしまうテッショウ。
デリートされそうになったその時、レイがデンリキでテッショウを避難させることに成功する。
その後、騎士から追跡を振り切った、テッショウとレイ。
その翌日。その出来事を、元騎士のミオとハルトに話す。
謎の騎士
ミ:「私たち以外に騎士がいたのですか?」
テ:「ああ、だけど会ったことないやつだった。」
ハ:「それって・・・、仲間なのかな??」
テ:「う~ん。だけど、明らかに俺たちを狙っていたぜ。デリート対象って。」
ミ:「もしかすると、用済みとはいえ私たちを監視している可能性もあります。」
そうなると、ライリキやデンリキはくろミンに探知されてしまうことを説明する。
ハ:「そうなると、ライリキも使えないってこと??」
ミ:「とにかく、その騎士の正体を知らないと私たちにも風評被害が広がります。」
テ:「確かに、てれび戦士に入れてくれたとはいえ、みんなに申し訳ないよなぁ」
自分以外に騎士がいるとは、初耳だった。
その子もきっとくろミンに騙されている。
過去の過ちを、いつまでもひきづっていられない。
次は、私たちが救う番だ。
謎の騎士との接触
そして、私の元にも新たな謎の騎士が。
ミ:「あなたは・・・?」
?:「初めまして、あなたがミオね。」
ミ:「そうですが。なぜ私の名前を?」
?:「実は、お願いされてね。—元てれび騎士をデリートするように―ってね」
ミ:「っ!?」
?:ライリキッ!
右手の甲に「雷」の文字が浮かぶ。
ミ:「仕方ありません。そういうことでしたら、お相手します。」ライリキ!
ミオも同じように雷キャ:メラを呼び出す。
ミオVS赤い騎士
メ:ミオ、気を付けてください。
ミ:「はい、うすうす感じてました。以前の私のような気配を感じます」
?:「悪く思わないでね、不要なデータはデリートするから」
すぐに距離を縮めてくる機動力。
電キャバトルで慣れている私たちでも、苦戦する。
ミ:「メラッ!」
メ:「ミオ、落ち着いてください。私なら、大丈夫です」
ミ:「なんて素早さと身のこなしなの・・・! まるで忍者・・・!」
?:「なかなかやるね。さすが元騎士のまとめ役。これならどう?」ライリキ!
すると、赤い騎士の雷キャが増える。
ミ:「まだです!ライリキ! ―ヨリドリミドリドレミドミドミ!!」
―— ド~はドーナツのド~♪ ——
メ:「召し上がれッ!!」
巨大なドーナツを作り出し、相手に放つ。
?「これはおいしそうね。でも、捕まるわけにはいかないんだよね」
分身と共にかわす赤い騎士。
ミ:「っ!! ド~♪ ド~♪ ド~♪」
次々にドーナツを放つが当たらない。
このままでは、防戦一方です・・・!
落ち着いて・・・作戦を立てて・・・ 落ち着いて・・・ あっ!
起死回生のアイデア
何かを閃く、ミオ。
ミ:「そうですよ、これはタマ電Q争奪戦じゃない。」
メ:「何か思いついたのですか?」
ミ:「えぇ、あちらは私たちのゲージを0にすることが勝利条件。対して私たちは・・・!」
メ:「なるほど、そういうことですね。」
ミ:「じゃあ、お願いねメラ。」
すると、メラとミオは二手に分かれる。
メラは離れて、次の攻撃のポーズをとる。
?:「何のつもり??もうそのライリキは見切ったよ。次で決めるよ。」
距離を縮めトドメを刺そうとする、赤い騎士の雷キャがメラの前で失速、倒れてしまった。
?「どういうこと・・・?? ・・・何をした・・・の・・・。」
続けて、赤い騎士も倒れた・・・いや、眠ってしまった。
ミ:「まんまと引っ掛かりましたね。メラのポーズはブラフ。本命は、私です。」
ミオはメガネをぐいっとあげ、微笑む。
そう、私たちはゲージを0にする必要はない。私たちの勝利条件は、
「相手のゲージを0にする」もしくは、「戦闘不能にする」
二手に分かれ、相手がメラに気を取られている隙に私はもう一つのライリキ「スヤスヤオヤスミヒーリング」を使い、雷キャと赤い騎士を眠らせた。
ミ:「悪く思わないでください。このまま戦っていれば、確実に負けていました。」
メ:「お見事でした。ミオ。」
ミ:「メラが引き付けてくれたおかげです。ありがとう」
メラは携帯へ戻っていった。
ミ:「今のうちにこの場から離れましょう。」
バトル終了
?「あれ?いない。 逃がしちゃった。」
でも、初めてのバトル楽しかったなぁ。
あんなに強い子がいるなんて。もっと早く・・・会いたかったなぁ~
「また明日。ミオちゃん。」
赤い騎士もどこかへ消えていった。
エピローグ
メイと出かけている時に赤い騎士とすれ違う、ショウタ。
シ:「今のって・・・?まさかぁ。そんなわけあらへんよな。」
振り返っても、もういない。
あの人っていう確証はない。
それに、もう電空のことも、デンリキも忘れているはず。
メ:「どうしたの?」
シ:「なんでもない。気にしてもしかたあらへん! 気のせいや!」
ショウタは、違和感を感じながらも過ぎ去る。
赤:「ショウタ・・・。立派になったね・・・」
建物の影から覗き、赤い騎士は、ぽつりとつぶやく。
あとがき
第二弾を書いてみました。
ミオには、知略的なバトルをしてほしかったのでこのような物語にしました。
そして、前回の緑の騎士に続き今回は赤い騎士。
誰かは、うすうす気が付かれていると思います。
エピローグでは、不完全燃焼のまま、ショウタに出てもらいました。
なぜ、彼女らは騎士になったのか?
そもそも、彼女らはなぜくろミン側についたのか。
また別の話で。
ホントは黄色の騎士も描きたかったんですけど、思い浮かばなくて。
969(クロック)