【妄想ジオ物語】ピンチ 打開策
エナジーを使い果たしたてれび戦士たち。
対抗策は残っていない。
テレゾンビがポンとユウリに向けてエナジー吸収を行う。
「っ!2人とも! 危ない!!」
ミオは2人を庇い、攻撃を受けてしまう・・・
「ミオさん!」
「身体が・・・力が抜けて・・・」
「しっかり!僕らのせいで・・・!」
パターンA パラレル レスキュー 救援
エナジーを吸われたミオはネンリングを奪われてしまう。
「力が入りません・・・」
「ミオさん!!」
― まさか、こちらの私をここまで追い詰めるとは。
後ろから現れる赤いワンピースの少女・・・?
「えっ!?」
「ミオさんが・・・2人??」
― ライリキッ!オヤスミ スヤスヤ ヒーリング!
タクトを振るとポンとユウリは眠ってしまう。
― ・・・すみませんが、私はあなたたちに顔を知られるわけにはいかないのです。
同時に奪われたネンリングが消える。
― それに、そのネンリングは私達の仲間が作った偽物です。すり替えていて良かったです。
少女はテレゾンビに近づく。
― さて・・・私は、てれび「戦士」ほど甘くないですよ?
パターンB 前世の力
トドメを刺そうとするテレゾンビ。
「逃げないと!」
「ミオさん!ユウリ!一緒に!」
「・・・その必要はありません。」
「「えっ?」」
ミオは立ち上がる。
「エナジーを吸われて戦えない・・・と思いましたか?」
ミオは右手を上げ、左手の甲を右肘の下に。
ライリキッ! ヨリドリミドリドレミドミドミ!
レ~はレモンのレ~♪
レモンが弾丸のように飛び、テレゾンビを何とか撃退する。
「今のは・・・?」
「ジオノコ投げじゃない・・・?」
「説明が難しいので知らなくてもいいですよ。」
パターンC 一か八かの打開策
その場は逃げることに成功する。
しばらく経つと、動けるくらいには回復した。
ミオ「エナジーは溜まりませんが・・・ 一つ対抗できる方法はなくはないです。」
ルナ「ミオちゃん!まだ動かない方が!」
ミオ「大丈夫です。ちょっと、準備してきます。」
ミオはそう言うとジオワールドを後にする。
テッショウ「ミオ・・・。 もしかして・・・ちょっと俺も行ってくる!」
それは、過去と向き合うことでもあった。
「まさか、またこれを着ることになるとは。 」
その手には赤いワンピースが。
「・・・一か八か、これで対抗できれば・・・っ!」
一人でテレゾンビに挑むミオ。
高らかに宣言する。
「私は、てれび騎士のミオですッ!」
テレゾンビが出現したことに駆けつけるてれび戦士たち。
「ミオちゃん・・・!? 」
「ねぇ、てれび騎士って・・・?」
そう・・・新しく入ったてれび戦士はこのことは知らない。
「そのうち皆には話そうと思っていたんだ。ミオにはてれび戦士になる前に特別な事情があるの。」
ミオ「アナタの攻撃はてれび戦士のエナジーを奪うことです。なら、エナジーのない状態なら戦えます!」
―そっかぁ。なるほど、やっぱりそう言うことかぁ。
ミオ「テッショウ?何でここに?それにその服は・・・!」
テッショウ「あの言葉からミオが考えてそうな事、思いついたからさ。 俺だって、元てれび騎士だぜ?何をすればいい? 」
ミオ「攻撃を引き付けておいてください。その間にエナジーを集めます。」
テッショウ「オッケーっ!テレゾンビを引き付けるのは任せろ!!」
ルナ「あんなテッショウ君初めて・・・ちょっと頼もしくてカッコいいかも。」