番外:近未来の仕事事情調査
現在、自分がやっている仕事が、10年後、20年後にどうなっているのか、考えたことはありますか。
AIによって、私たちの仕事がどのように変わっていくのでしょうか。
コンピュータによって、膨大なデータの処理が瞬時に行なえるようなり、さらに、AIにより、それらの最適な組み合わせを含む的確な判断ができるような時代となりました。
経理の仕事であれば、日本の第2次世界大戦後の高度経済成長期あたりまでは、そろばんで数字を計算して、決算につなげていたのが、電卓が、電子計算機、パソコンに置きかわり、さらに飛躍的に進歩してきました。現在では、もとになる取引の原データを入力すれば、決算とその分析まですべて行なえるまでになっています。
インターネット革命ともいえる状況のもと、コンピュータ化のさらなる進化、ディープラーニングによって、事務作業はおろか、頭脳を働かせる知的労働の多くがAIとロボットに置き換わるとの予測があります。
しかし、経理処理を行なっている、節目、節目で、どのような打ち手を講じていくかを考えることまでは、AIでもできますが、実際に一定の意思決定をするのは、あくまでも人なのです。また、夢やビジョンはロボットが語ることはありません。人情の機微は、AIはわからないでしょうし、何か全く新たなものの創造、その評価は人しかできません。人間でしかできないことは、これからどのような時代になっても、人がやるしかないのです。
今、自分自身が担当している仕事のうち、AIに代替できることは何か、人間でしかできないことはどれなのか、チェックしてみるとよいでしょう。怖ろしいことがわかるかもしれません。