⑧転職のキモは職務経歴書
書類選考時には、職務経歴書の記載内容がキモになります。応募先の人事担当者は、応募者の職務経歴書を見て、入社試験を受けてもらうか、否かを判断します。
その応募者が、即戦力の人財として、求人該当ポジションの仕事をこなせるだけの職務遂行能力をもっているか、どうか、という視点で、審査をします。
書類選考を見る、採用担当者が「会ってみたい」と思えるような、書類を作成できるか、どうかが重要なポイントです。
職務経歴書は、以下の内容から構成されます。
記述分量は、在職期間にもよりますが、A4で3~5ページくらいが適当と思われます。
なにを伝えたいのか、焦点を絞り、簡潔かつ分かり易く、記述することが重要です。
〇主だった記載内容
・職務要約
・職務詳細の要約版、目次的な意味合い(5~7行)
・職務詳細
・経験、スキル
・自己PR
職務経歴書の形式
職務経歴書には、編年式、キャリア式、フリースタイル の3通りがあります
編年式:時系列に勤務先、担当業務順に記述
もっともオーソドックスで、一般的な形式
見慣れているものであり作成が容易
キャリア式:経験してきたキャリアごとにまとめる
経験・スキルをPRしやすい反面わかりにくい
フリースタイル:1枚の用紙にまとめてしまう
シンプルで分かり易いが趣旨が伝わりにくい
作成が難しい
職歴の並べ方も2種ありますが、経歴のどこをアピールしたいかで好きな方を選びましょう。
年代順式:新卒入社から古い順に、職歴を記載する
逆年代順式:直近の職歴から過去に遡って、職歴を記載する
職務経歴書作成のポイント
職務経歴書を作成するにあたって大切なことは、応募先企業のひとがあなたの職務経歴に感心を持ち、会ってみたいと思えるようにすることが、もっとも肝要なことです。
自分自身を売り込み、アピールするプレゼンテーション資料ともいえます。
● 読み手にとって、読みやすく、分かり易いものである
適切な見出しを付けて、一定の行間をあける。
● 応募先が求めている、職務経験に沿うように、強調する
自分自身の実績、努力したこと、工夫・改善等を簡潔に表現する
● 自分自身の仕事への意欲や人となりを、それとなくアピールする
これらを意識して作成しましょう。