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【リサーチ】自分をいたわりたくなるのはどんな時?  Z世代のセルフケアに関する意識調査

「タイパ意識が高い」と言われるほど、日々やりたいことや観たいものが溢れていて時間が足らないZ世代。一方で、SNS疲れや相次いでインフルエンサーが精神のバランスを崩してしまうなど、疲れに関する話題は日に日に増えている印象です。果たしてZ世代は、日々どのように疲れやストレスを解消しているのでしょうか?
そこで、Promotion+B初となる今回のアンケート調査では、美容とも大きく関係する「セルフケア」についてリサーチしました!

【調査概要】
<調査対象>
15~34歳の未婚・男女549名
<調査実施期間>
2022年6月21日~28日
<調査方法>
インターネット調査


セルフケア、したことある?

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セルフケアの経験自体は男女ともに「ある」という人が多いようですが、特に男性は10代、20代が「ある」の回答が過半数となりました。若年層ほど自分の心身のケアを意識的に行っていることがわかります。一方、女性はすべての年代で過半数が「ある」と回答していることから、年齢問わずセルフケアへの興味関心が高いといえます。

どんな時にセルフケアしたくなる?


一般的に「ケア」というと、不調な時に気分や症状を回復させるために行うイメージがあるのですが、それだけではなく「気分が良い時」や「誰かに褒められた時」などポジティブな状態でも積極的に行われていることがわかりました。ここ数年の「ご褒美消費」の流行も影響しているかもしれません。また、女性の回答では「自分の誕生日」もランクイン。新たな気持ちで年齢を重ねる「節目のセルフケア」とも考えられます。

特別なシチュエーションでは、どんなセルフケアをしている?

全世代年齢問わず、「よく寝る」がダントツの1位となりました。総合2位も「規則正しい生活」で、心の健康はまず体から、ということのようです。また、男性では「趣味を楽しむ」が15~19歳と25~29歳でランクイン、女性では美容や買い物などがラインクインしており、男性は体験に、女性は物理的に自分にご褒美を与える傾向があるようです。

コロナ禍で、セルフケアの頻度は増えた? 減った?

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「女性・25歳~29歳」を除いて「増えた」人が多い模様。やはりコロナ禍で家にいる時間が長くなったことが理由といえるでしょう。おうち時間が長くなると自分の心と体への関心が自然と高まるもの。もしくは単に一人の時間を充実させる趣味的な感覚で始めた人もいるかもしれません。コロナによって失われたものはたくさんありますが、自分と向き合うきっかけになった側面も少なからずあると考えられます。
ちなみに、20歳以上の女性では、「増えた」と同じくらい「変わらない」の回答率も高くなっています。これはコロナ以前から日常的にセルフケアを行っていた人が多い(=コロナ禍になっても変わらない)ことの証左といえるでしょう。

普段は、どんなセルフケアをしている?

普段のセルフケアのダントツ1位は「規則正しい生活」! Q3で睡眠を重視している回答が多かったことからも、生活の基本を大事にすることの大切さをZ世代も認識しているのかもしれません。そのほかにも「筋トレ・運動をする」「SNSから離れる」「料理を作る」は男女ともにランクイン。日常生活では物質的な充実よりも手や体を動かしたり、SNSの繋がりに依存しすぎないようにして心身のバランスを取っていることが伺えます。そのうえでZ世代の男女は「友人と話す」ことでリフレッシュもしているようですね。また、Z世代の女性は他の世代と比べて「スキンケアに手間をかける」ことも重視しているので、美容への関心の高さも注目に値するといえるでしょう。

まとめ

今回の結果のように、ポジティブな感情の時に自分を甘やかす「ご褒美消費」の習慣が一般化してきた一方で、自分への一番のご褒美は休息や体験といったモノよりコトになりつつあるようです。日常生活でも自分をいたわることも習慣化しており、きちんと自分と向き合って限度を迎える前にセルフケアをするというのが当たり前になってきているなと感じました。
「無理をする」「限界まで頑張る」「耐える」などといった価値観ではなく、「無理はしない」「自分で自分を可愛がる」「休息も大事」という価値観がZ世代に支持される背景には、このような意識があるようです。

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なお、来週7月20日は記事の公開をお休みさせていただきます。