ハイブリッド“畳”、日本の伝統を背景にした新たな家具への挑戦
ハイテクが進化すると既存のものや廃棄されるものを再活用して、新たな価値を創造することが可能になってきます。サトウキビやトウモロコシ、藻類などを利用したバイオ素材も拡大してきました。そういったハイブリッドな素材やデザインが注目される中、日本の畳の文化を継承しながら、新たな付加価値創造に務めるグループがいます。プロダクトデザイナーによるデザインラボ「 HONOKA 」は株式会社ExtraBoldと組んで“ Tatami ReFab Project ”と題した家具シリーズを発表しています。生分解性樹脂に廃棄される畳の原料であるい草を混ぜた材料を、ExtraBoldの設備と技術を活用して独自開発。3Dプリンターなどのハイテク機器を駆使して作るい草を原料とした家具は、ナチュラルで和を感じさながら、未来的なムードも漂わせる不思議なハイブリッドデザインを表現しています。