おじさん・ザ・エッセイスト 第15回 〜追想、夏〜
夏が来ると、あの子のことを思い出す。
あの子はマッチングアプリで知り合った21歳の女だった。
その日の俺は普段使いのアプリではなく、別のアプリで会えそうな女を探していた。
そのアプリは所謂"援デリ"というセミプロの方々が根城にしている、良く言えば誰でも手軽に出会える、悪く言えば業者だらけのきな臭いアプリだ。
まぁ、素人でも玄人でもいいからとにかく誰かと会いたい。そんな夜だったのだ。
程なくして、今から遊べる人いますか?という投稿をしている素人っぽい女を見つけたのでメール