自信に影響を与えるモノ 資格と経験
「自信がありません」
このセリフをよく聞くのですが、本心なのか、失敗した時の自己保身なのか、どちらなのでしょうか?
今日も自信について考えてみます。
失敗の事前言い訳
仕事においては、自信がある業務だけでなく、経験も自信もない業務もたくさんあります。給料をもらって仕事をしているのですから当然です。
業務として上司から指示が出たときに、あらかじめ「自信がありません」と言っておくことで、失敗したときに、回避できるとでも思っているのでしょうか?
良い結果が出ないときに、
「だから、言ったじゃないですか〜、自信ないって〜」
と、その言い訳をしたところで、何か変わるのでしょうか?
「自信がありません」ってセリフは本人の保身になんて全くなりません。先に言ったところで上司は、「部下が自信ないのに実行させた俺が悪かった」なんて言うわけがありません。
仕事は結果が全てです。
誰もが、良い成果を期待して業務を遂行しているはずです。「自信がありません」のセリフは、ネガティブにしか働かないように思います。
「私に任せてください、自信あります!」って業務に取り組んだ方が好成績になると経験しています。
口先だけのヤツって思われるのでは?
日本人特有の奥ゆかしさなのか?
自信がないのにうまくいった方がカッコいいとでも思っているのか?
それとも、
自信過剰は悪い印象を与えるからなのか?
自信があると言ってできなかったときの批判を避けたいからなのか?
まこさんnoteでは、
有言実行と無言不実行を考えてみた記事があります。
口先だけのヤツをとても避ける人が多いように感じています。
この記事の結論は、
良い結果を得たいのなら、まず口に出して公言することを推奨している内容です。
資格を持つと自信につながるのか?
セカンドライフの自信について。
会社を退職しようとしている友人たちは、自信がないことを口にします。セカンドライフやリタイアメントを考えるときに、資格がよく話題になります。
「まこさんは資格があるから自信があるんですよね」
と、断定的に言われることがあります。
資格があると自信につながるのでしょうか?
薬剤師免許
私は、薬剤師免許をもっています。だから、病院や薬局に勤務して仕事をする自信があるのでしょうか?
いいえ、私は、薬剤師として仕事に従事する自信がありません。病院勤務も薬局勤務も、調剤の経験も服薬指導の経験もありません。そして、それは、私のしたい仕事ではありません。
運転免許
私は、運転免許証を持っています。だからタクシードライバーになれる自信があるのでしょうか?
いいえ、私は、ドライバーになる自信はありません。運転の経験はありますが、料金をいただいて他人を乗せて仕事をした経験がありません。そして、ドライバーは私のしたい仕事ではありませんから。
資格がなくても経験がものを言う
資格があっても自信はないです。逆に資格はなくても、経験が自信を生み出す方が大きいと感じています。
中小企業診断士、キャリアコンサルタント、コーチングなどの資格は私は持っていません。しかし、経験があります。もし、起業するとしたら、マーケティング戦略、営業支援、タレントディベロップメント、会議運営、問題解決のコンサルやアドバイザーならできる自信があります。
また継続的に行なっている、金融相談、金融勉強会講師業は自信があります。現在、国家資格としてファイナンシャルプランナー資格を近年取得しましたが、金融機関で働いたことはありません。しかし、好きなので、「好きこそ物の上手なれ」って経験を積み、自信がついてきています。
実際に個人資産を形成できたという実績も自信につながっています。
主観ですが、経験のない資格よりも、経験のある無資格の方が自信はつくと感じています。
人は経験を教わりたがる
自信があるかないかは経験回数だと思うのです。営業でも、アドバイザーでも、講師でも、その道のプロは豊かな経験と実績に裏付けされてこそ自信があるのだと思います。
自信のある方の経験談は学びの宝庫です。多くの人は、見せかけの資格に対する信頼ではなく、経験に裏付けされた自信に対して信頼を置くものです。
会社員経験もなく、会社を起こしたこともなく、そもそも、お金を生み出したことのない大学教授や学者よりも、幾つもの会社を起業したり上場させた経験、あるいは失敗談を持つ経営者の経験の方を重んじます。
日本人は資格とか権威に弱い人種みたいなので肩書に頼る傾向はありますが、セカンドライフを歩む上では、人として若い頃に積んだ経験がものを言うと感じています。
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