”俯瞰” と "統合" からアイディアを出す そしてどのように実行するのか?
友人から受けた質問は、
この質問への私なりの回答。
フォトリーディングにおいて考えてみると、
俯瞰とは、フォトフォーカスによる潜在意識へのインストール作業。
統合とは、快な目的、質問に対して活性化により顕在意識化して回答を見つけ出す作業。
と解釈しました。
本を読むために、しっかりとした目的や質問が明確になってさえすれば、俯瞰は意識しなくてもマニュアル通りのフォトリーディングで大丈夫でしょう。統合は、リーディング方法を変えてみたり(シントピックリーディングなど)がひとつだと思います。
私は複数同時に読むよりも、一冊ずつの高速リーディングが好きです。その方法により、快な質問を得る方が心地よいと感じているからです。いろいろ試してみてご自身の取り組みやす方法や、目的達成に沿う方法を探ってみてはいかがでしょうか。
個人的には、オリジナルアイディなんてものは、そもそもなくて、だれかの実戦経験を自分流にアレンジしているものと思っています。ゼロからイチを生み出すことは、過去の偉人でもそうそうできてないのだから、既存情報の”統合”で十分だと思っています。
そのあとですが、
既成概念が取り払われている状態なら、アイディアは、既存情報の ”統合” だけで、それほど難しい作業ではありません。
大変なのは、アイディア出しをしたことからプランニングして、そして実行するプロセスは、難易度がグッと高くなる経験を持っています。
実現可能性を高くプランすると、アイディアは貧相になるし、実現可能性を低くプランすると、絵に描いた餅になります。
私の過去の経験からはこんな回答になります。
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さて、ここからは、質問から離れて、”俯瞰” と ”統合” について自分なりの意見を書いてみたいと思います。
"俯瞰" と "統合" に共通することは、複数の要素や部分を多角的に見ることが共通していると思います。
俯瞰
"俯瞰" は、大局を見ることを意味します。物事を個別に見るのではなく、全体像を見てそれを理解すること。木を見て森を見ずってよく言われますが、森が "俯瞰" に相当します。”俯瞰” によって、個別では見ることのできない視点を得ることができます。
例えば、問題を解決する際には、問題を抱えている組織全体を見て、問題の発生要因を見つけ出すとか。
具体的ではなく抽象的が似た言葉かと思います。
”俯瞰” じゃなくても鳥瞰のほうがわかりやすい印象があります。鳥のように上空から全体を見て状況を把握するって感じでしょう。
統合
”統合” は、複数の具体的事象、ケース、要素などを一つにまとめることを意味しています。
複数を”統合” することで大きな全体像を作り出し、一つの意味のものとか、存在を示すもの、あるいは、合理的なものになり得るのだと思います。
例えば、複数のプロジェクトチームが同じ目的を持っている場合、すべてのチームをひとつに ”統合” することで効率的な仕事ができるようになったりします。
また、複数の情報やデータを”統合”することで、個別で見ているよりも、Big Dataの方がより正確な状況把握や分析ができるようになります。
俯瞰と統合
俯瞰することで全体像を理解し、統合することで効率的な仕事をすることができる。まとめるとこんな感じかな。
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”俯瞰” と ”統合” で事例を考えてみると、
企業経営の場合:
企業のマネジメントチームが、各部署の業績を ”俯瞰” することで、会社全体のパフォーマンスを把握、理解する。それを元に、今後の戦略を策定する。
そして、合理化、効率化を進める上で、複数の事業部を”統合” 、あるいはグループ企業を "統合" することで、会社全体、あるいはグループ全体の成果を向上させることができる。
生活の設計の場合:
個人として家計を”俯瞰”することで、生活全体の状況を把握し、計画性をもってライフプランを形成し、生活を進めることができます。
次に、”統合”することで、仕事、家庭、交際、趣味、娯楽などの様々な要素をバランス良く遂行することができる。
”統合”の類義語って
集約とか、濃縮とか、エッセンスの抽出の意味も含まれている感じかも。