コンフォートゾーンから出た瞬間
先日、コーチングスキルを学んでいる友人のクライアント役として、コーチングを受ける機会を得ました。
ZOOM上で実施され、コーチャーである友人とクライアントである私以外にも複数の聴講者がいる場面での実施です。
コーチングとは、個人の成長や目標達成を支援するためのコミュニケーション手法です。コーチングは、クライアントが自己啓発やパフォーマンスの向上を達成するために、自身の内面的な資源や能力を引き出すプロセスだと理解しています。
トレーニング中とはいえ、いきなりのロープレ開始と、クライアント役がクセのある私相手では、さぞかし緊張した事でしょう。
今回この記事を書こうと思ったのは、コーチングロープレ終了後の彼女の言葉です。
「コンフォートゾーンの中にいたいよ〜」
◇ ◇ ◇
私はコーチングライセンスを持ち合わせていませんので、アセスメントはできませんが、クライアントとしては、とても話しやすい雰囲気と、フッと考えさせる質問は、コーチングを受けてよかったと思わせる時間でした。
私は個人的なキャラなのですが、どうしても、主観的にその場の主人公になって会話に没入できないんです。いつも自分が何を発言しているか、相手がどんな質問をしているを、冷静に見ているもう一人の自分がいるんです。
幽体離脱しているように第三の目で状況把握ができることは、熱くならずに正しい判断をできると感じています。一方、本来自分が持っている潜在的なキャパシティを顕在化させる絶好の場(コーティング)において、デメリットになります。
こんな性格のクライアントを相手にコーティングをする彼女は、「恐怖領域」にいたのでしょう。
◇ ◇ ◇
「コンフォートゾーンの中にいたいよ〜」
と発した彼女は、コンフォートゾーンから出たからこそ発言したセリフです。
彼女と私は、主体性を持って一歩を踏み出すワークショップ の同じ参加者同士なんです。そのワークショップでは、下記のようなことを話し合いました。
今回のロープレで、彼女は、
コンフォートゾーンを抜け出したんです!
主体性を持って一歩を踏み出したんです!
◇ ◇ ◇
彼女は今回の練習で、いくつかの挫折を感じ、多くの課題を得たことでしょう。なんたって、恐怖ゾーンのど真ん中ですからね。
今後は、課題を対処して、自信をつけることができるのでしょう。彼女は、「コンフォートゾーンの中にいたいよ〜」と発しましたが、練習を繰り返し、新たなスキル習得により、コンフォートゾーンは大きく拡大され、また居心地の良いコンフォートゾーンの中に入れます。
それは、恐怖ゾーンにビビって旧コンフォートゾーンに逃げ帰るのではなく、努力によって、拡大した新コンフォートゾーン獲得に成功した居心地の良さなんです。
面白いイラストを見つけました。
風もなく、波もない、穏やかな瓶詰めの中の船では成長はありえません。外海に出て、荒波に揉まれてこそ、成長するのでしょうね。
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