不労所得はズルい? 努力の末に得た自由なライフスタイル
お金の話は日本ではタブーとされています。
会社や地域において、給料、資産額を公開することは、かなり慎重になるべきだと感じています。
FIRE会
会社を退職してから、FIRE CAFEという名のコミュニティに顔を出しています。FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、「経済的自立」と「早期リタイア」を意味する言葉です。日本でも注目されるようになりました。
FIRE CAFEには、FIRE達成者とFIREを目指す人が入会しています。この場では、お金をする話題に誰も抵抗がありません。
「いくら持ってるの?」
「不動産は?」
「配当金はどれくらい?」
「年収は?」
「注目の銘柄は?」
初めましての挨拶とスモールトークの後に、打ち解けてくると、こんな会話になります。YouTubeやブログで資産額や投資成績を公開されている方も多く、一般社会とはかなり違った雰囲気です。
「何歳ですか?」
「お住まいはどちら?」
と同じくらいのレベルの会話です。
投資方法や資産形成の話はものすごく積極的に意見が交わされます。資産公開はひとそれぞれですが、その延長にある資産運用の会話ができるかどうかが重要な点です。
日本はインフレ時代に入りました。
インフレに強い資産と弱い資産があります。インフレに強い資産の話ができる仲間たちのお金は増えていきます。ドンドン富になります。
インフレに弱い資産しか持たない庶民は、どんどん生活が苦しくなります。これからの日本は、貧富の差が開くことは間違いないと予想されています。
ママたちの時給
妻の時給は2,500円です。パートとしては、かなり高い方でしょう。息子たちが小学校の時、少年野球クラブに所属していました。ママたちは、おにぎり作ったり、氷を用意したり、飲み物を運んだり大忙し。
暑い日も、寒い日も、風の日もグランドに来て子供たちの応援しているかと思えば、実はおしゃべりに花を咲かせています。
「ねぇ、パートに時給はいくら?」
「私は950円で安いのよ〜」
「うちのスーパーレジ打ちは1,100円よ〜」
こんな会話をしています。
そんなママ友の中で2,500円はどう映るのでしょうか?
羨ましいとかではなく、
ずるい、
不平等、
悪いことしている、
良いイメージではなく、良くないイメージが先行するようです。
だから、そんなグランドでの会話に本当のこと言わない方が身のためなのでしょう。そもそも、お金にまつわる話は避けるのもうなづけます。
◇ ◇ ◇
FIRE会では序列がなく、ねたみ、そねみがありません。マウント行為もなく、それぞれ一人一人を尊重しているコミュニティです。だから、取り入れる情報はドンドン吸収して、活動的になっているのでしょう。
どんな入手手段でもお金はお金
わたしは、不労所得で生活を始めて2年が経過しました。不労所得とは、働いて稼いだ所得ではなく、金融商品からの配当金、利金、分配金のことを指しています。
なぜだか不労所得に対して、ズルいとか、汚いと表現する人がいます。時給2,500円に抱く感情と同じのように。
ズルいことは良くないことだからお金は貯まりません。汚いものも集める人もいませんから、当然お金も貯まりません。
アホちゃうか!
私は現在でこそ働いていませんが、過去には努力して苦労して勉強しました。その知識によって今、不労所得を得ています。妻は高い時給になるまでに、高額な学費と資格取得に膨大に時間を要しています。
毎日、汗水垂らして働いたお金だけが稼ぐ方法ではないのです。お金に綺麗も汚いもありません。苦労して努力することを美化しすぎている誤解があります。数年努力して、スキルを得た後は、楽をすることも、稼ぐ方法のひとつです。
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発想の転換だと思うのですが、現在の稼ぐスキルは、過去の努力の成果なのです。
現在を羨ましく思うのではなく、「過去にどんな努力をしましたか?」と質問すると、模倣することで、なりたい自分になる方法が得られるかもしれませんよ。
私は人と比較をしないので、不労所得がズルいと思われても何とも感じなくなりました。人は人。自分は自分。だって、努力の末に得た自由なFIREライフスタイルで、人生を毎日楽しんでいますから。
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