現場から学ぶ国際協力 ~はじめの一歩から行動に移すまで~
2022年10月4日夜 オンライン学習会に参加しました。2時間のWork-Shopで、国際社会学を学ぶ大学生と、フィリピンの貧困を題材に、討論しました。(写真説明:セブ島DaredemoHero事務所で飼っている猫ちゃん)
「ゴミ山で笑顔で生きる人々 ~貧困とは何か? 幸せとは何か?~」
フィリピンという国を聞く時に、貧しくて食べることができない、学校に行くことができない、そんなイメージを持つ人がいるのではないでしょうか。
フィリピン・セブ島で、貧困層の子どもたちに教育支援を行い、フィリピンのあらゆる社会問題を解決する「未来のリーダー」を育成する活動をしているNPO法人DAREDEMO HEROの内山順子さんが講師となり、現地でインターンをする大学生YUNAさんの報告もふまえ、現場のリアルについてお話しを聞くことができました。
「貧困とは何か?」
「幸せとは何か?」
“貧しい” というイメージだけではなく、笑顔や幸せがそこには溢れているのかもしれません。
DAREDEMO HEROとは、
フィリピンのセブ島において活動しているボランティアグループです。主な活動は、貧困層の支援、奨学生の支援をしています。
私とDAREDEMO HEROとの出会い
2014年、初めて訪問しました。セブ市内の英会話学校に通っていた12月、クリスマス休暇で、学校が休みとなり、さて、持て余す2日間。 選択肢は3つ。
選択肢1: ひたすら英語の勉強をする
選択肢2: 学校で仲良くなった若い女の子達、「マコさーん、ビーチ行こうよ⛱」
選択肢3: たまたま見つけた貧困層へのクリスマスプレゼント配りボランティア参加パンフレット
セブは英語の勉強のために滞在しているのに、目的を忘れて、早々に選択肢1を却下したため、私は、今だに、英語が苦手です。
今でも、カワイイ女の子たちの、甘〜い誘惑🏖じゃなくて、ボランティアを選んだものだと、不思議に思います。
これが、私の人生に大きな影響を与えたDaredemoHeroとの出会いです。
講演内容は、
内山順子さんから、セブ島の貧困層の生活が、映像を使って、説明がありました。
信じ難い生活環境が映し出され、たとえば、衣食住について、
”衣”: 明らかにボロをまとっています。子供たちは、裸だったり
”食”: ゴミ山から、まだ食べれそうな残飯を洗って、焼いたりして食べる
”住”: 錆びたトタン屋根に、不衛生な住居
私は、先日まで、セブに滞在して、その場所を訪問したので、映像では伝わりにくい強烈な異臭まで思い出されました。
しかし、そこの住む人々の表情からは、悲壮感なんて全くないんです。
というか、いつもニコニコ。
インタビューからは、前向きで、家族思いの、素敵なコメントばかり。
内山さんからのStrategic Question
Q:貧困ってなに?
Q:貧困=不幸 ですか?
Q:裕福=幸せ ですか?
Q:幸せって何ですか?
ブレイクアウト セッション
講演を聞いた後、いくつかのグループに分かれて、感想を共有しました。参加者は、国際社会学を専攻する学生さんが多く、しかし、セブには未訪問の方ばかりでした。
感想としては、衝撃的な映像への驚きを口にする方が多かったです。そこから感じたことは、かわいそうという同情よりは、「幸せとは何だろう?」 と自問自答している人ばかりでした。 これは、8年前に、始めてセブに行った時、私が抱いた問いと一緒でした。
この学生さんたちの、誰か1人でも、インターンとしてセブに行きたいと思う方がいればいいな〜 って思いながら、豊かな時間を過ごすことができた夜でした。
フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com