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早期退職のメリット:人生の分岐点を自分で選ぶ道と選ばされる道
人生には、無数の道が交差する交差点のようなものが存在します。その一つひとつの分岐点の選択が、私たちの人生という物語を彩り、独自の道を切り開いていきます。
今日は、人生の重要な分岐点について、早期退職の意義について考えます。自分で選ぶことの重要性や、その価値について考えてみます。
人生の数々の分岐点は、私たちの未来を大きく左右するものです。特に40–50代という年代は、自分や家族の過去の選択を振り返り、これからの道を再考する時期なんだと思います。
大学受験、就職、転職、結婚、子ども、定年退職など、これらは多くの人が経験する分岐点です。この中で「自分で選ぶ道」の観点から見ると、定年退職だけが、自分で選んでない分岐点なんです。
だって、会社のルールですからね。
自分で選んだ道
大学受験:初めての大きな選択
大学受験は、多くの人にとって初めての人生の大きな分岐点です。この選択は、その後の職業や人間関係、ライフスタイルにまで影響を与えます。
例えば、文系を選ぶか理系を選ぶか、都市部の大学に進むか地方の大学に進むかといった決断は、まさにその後の人生の基盤を決めるものです。
もちろん、自分で選んだ道ですね。
就職と転職:職業人生のスタートと再選択
大学卒業後、就職は次の大きな分岐点。どの企業に就職するかは、人生の働き方や価値観に大きく影響を与えます。新卒で選んだ会社は自分で選びましたよね。
就職先が自分に合わないと感じた場合、あるいはキャリアアップを願ったときなど、転職は再び選択肢を広げるチャンスとなります。自分の価値観に合った職場を見つけることができれば、仕事の満足度や人生の充実感は大きく向上します。
就職・転職ももちろん、自分の意思で選んでますね。
結婚と子ども:家族の形成
結婚は、人生の中で最も個人的でありながらも社会的な決断です。結婚相手を選ぶことで、その後の生活スタイルや人生観が大きく変わりますからね。
また、子どもの誕生はさらに大きな分岐点。結婚相手も、家族計画も、自分で選んだ道であることは間違いないですね。
選ばされた道:定年退職
一方、定年退職は、自分ではなく他者が決める分岐点です。不幸にも、リストラやポジションクローズを会社が決行した場合も、自分が望んでない(選べない)退職となります。
会社の定年制度などによって区切られるこのタイミングは、自分の意思にかかわらず訪れます。そのため、この時期をどのように迎えるかを早めに考えておくことが重要かなって思います。
自分で選ぶ退職日:早期退職
定年退職前に早期退職する日は自分で決めることができます。家族の協力は必須になりますが、自分の強い意思だけで決断できます。
私は早期退職を考え始めてから8年もかかりました。長い時間がかかった理由の一つは、お金の心配ではなく、生きがいの明確化や、自分軸を言語化できるようになるまで時間がかかったからです。その過程を踏んだので自分の意思で決断できました。
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自分で退職日を選ぶメリット
転職ではなくリタイアメントのための退職日を自ら選ぶことは、自ら人生の舵を取ることに他なりません。自らの選択肢なので数多くのメリットがあります。そのメリットを在職中にイメージできるからこそ、早期退職が決断できるとも言えます。
なんといっても、退職後の人生プランをあらかじめ決めることができます。もちろん、定年退職の方も、同じだと思うかもしれませんが、会社ルールで自分の意思を介さず辞めている方々に会うと、自分軸がなく、人生プランを考えてない人が見られます。自分の人生なのに、他人任せみたいです。
他人が敷いたレールの上をただ何も考えずに歩いてきた人生だと、定年退職後のレールがないことを知っているにも関わらず、自分でレールを敷くことができないみたいですね。
セカンドライフの充実度が、早期退職した人は充実しているように見えます。一方、定年退職した人は、時間を持て余して、暇していたり、再雇用先を探したりして、充実しているようには見えません。
早期退職はキャリアの多様性を広げるチャンス
早期退職は、次のキャリアやライフプランを自ら設計する機会を与えてくれます。
私の例では、趣味や追求したり、起業したり、ボランティア活動に参加したり、新しいコミュニティに入ったり。そして、この度、書籍を出版することもできました。
今までには無かった出会いの機会に恵まれます。会社の枠を超えた新たな人生を選ぶことができるんです。
気力に満ちている40代50代
定年までの働き続ける生活には、身体的・精神的な負担が伴うこともあります。一方、早期退職を選ぶということは、40代50代とまだ体力気力が満ちています。
60歳を過ぎてからでは、新しいことへの熱意がどうしても薄れていく人が多いようです。だから、気力の満ちている早期に退職するメリットはとても大きいと感じています。
早期退職には、こんな数多くのメリットがあると思っています。私の経験とコミュニティで感じたことですけどね。
定年退職のデメリット
定年退職は、長年勤めた会社との別れだけでなく、これまでの生活スタイルの変化を伴う大きな転換期です。
60歳や65歳など、会社のルールで退職しなければいけない日が決められています。自ら退職日を選べない状況にデメリットは、モチベーションが低下します。
定年退職を迎えるまでの期間が長く感じられ、仕事への意欲が減少することがあります。特にキャリアの終盤では、新たな挑戦の機会が少なくなるため、マンネリ感が生まれやすいのも事実です。
準備不足のまま定年を迎えると、将来への不安や、喪失感にさいなまれる可能性もあります。
定年退職される人が圧倒的に多いのですし、事前にデメリットを知っているはずですよね。十分に準備する時間はありますので事前に対策さえすれば、あえて早期退職をすることもないかもしれませんけどね。
対策とは、あくまでも、他人軸ではなく自分軸で自分の人生プランを決定しておくってことですよ。
おわりに:早期退職は「自分らしさ」を取り戻す選択
早期退職は、自分の人生を主体的に生きるための、一つの選択肢です。他者に左右されずに人生を歩む第一歩となります。
特に40–50代という年代は、過去の経験を振り返り、未来の選択肢を考える重要な時期です。
「自分で選ぶ人生」は、自由と責任が伴います。しかし、自分の価値観や目標に基づいた選択を続けることで、より豊かで満足感のある人生を築くことができるのです。
『自分で選ぶ早期退職』について、気になった方は、ぜひ、書籍「会社員を辞める怖さ、乗り越えたあとの幸せ」 まこ (著), 寺澤伸洋 (著) をご参照ください。
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