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アドバイスを受ける時、誰にとっての適切な回答なのかを考える必要があります

世の中には、見返りを求めずに他者に与える「ギバー」と、他者から利益を得ようとする「テイカー」がいます。この二つのタイプは、日常生活の中でさまざまな形で現れます。

アドバイスをしてくれる人は、どっちでしょうか?

私たちが迷いや悩みを抱えたとき、第三者のアドバイスに頼ることは自然なことです。しかし、そのアドバイスが誰のためのものなのかを見極めることは、後悔のない選択をするために非常に重要です。

今日はそんなことを考えてみます。


アドバイスをくれる人たちとは

アドバイスをしてくれるのだから、「ギバー」と考えがちですよね。

アドバイスをしてくれる人も、ギバーとテイカーに分けられるかもしれません。あなたのために真剣に考え、誠実に助言してくれるギバーがいる一方で、自分の利益や立場を優先し、表向きは親切を装いながら実はテイカーである場合もあります。

人生の中で、私たちは様々な場面でアドバイスを受けます。小さい頃は親や家族に頼り、学生時代は友人や先生、社会人になると上司や同僚、時には専門家に相談することもあります。

特に、自分の判断に迷ったり自信が持てなかったりするとき、誰かに聞きたくなりますよね。 アドバイスだけでなく、コーチング、コンサルティング、カウンセリング、メンタリングの場は、まさにこうした「迷い」に応えるために存在しています。

しかし、そこで提供される助言は、果たして本当にあなた自身のためのものなのでしょうか?

あなたのためにアドバイスしていますか?

アドバイスをくれる人たちを、ギバー「あなたのため」とテイカー「自分のため」の2つにわけて、その人の目的はどちらかのはずです。その違いから考えてみました。

一見、どちらも同じように「あなたのため」に見えるかもしれませんが、その意図を見極めることが重要です。



利害関係のない専門家の場合

コーチやコンサルタント、アドバイザーは、「あなたのため」を装いつつも、実は商売として助言を提供している場合があります。

たとえば、他の有料サービスを勧められたとき、それが本当にあなたにとって必要なものなのか、一度立ち止まって考えるべき事案。

善意に見える言葉の背後に、彼ら自身の利益が隠れている可能性もあります。というか100%下心があるはずです。

職場の上司や同僚の場合

理不尽な上司命令なら、「会社のため」、「上司のため」と分かりやすいですね。つまり「あなたのため」ではないんです。会社で受ける助言は、往々にして組織の利益を優先です。

しかし、「メンター・メンティー制度」を導入している会社では、一見「あなたの成長を支援する」ように見えますが、実際にはメンター自身の評価を高めるためにアドバイスをしている場合もあります。

こうした関係性を理解することで、助言の裏にある意図を正しく見極めることができるでしょう。Win-Winがどうかがポイントですね。

家族の場合

家族からの助言は、最も身近で信頼しやすいものです。明らかにギバーと思いますよね、、、

しかし、特に母親(時に父親)が「あなたのために言っているのよ」と強調する場合、それが本当に子どもの未来を考えたものなのか? あるいは母親(父親)自身の満足や管理したいためなのか? 

他者からの視線を気にしたプライドのために子どもを利用している可能性だってあります。

親たちにはその気が全く無くても、深層心理として、子どもよりも世間体を大事にして、それ自体が「子どものため」と都合のよい論理ですり替えているので悪気はないのでしょうけどね。

ざっくり、「親のため」の可能性が大きいと感じることが多いです。

包み隠さず表現すると、子どもをいい大学に入れるための教育ママゴン、パパゴンは、子どもを自慢したい「自分のため」が目的です。


アドバイスを受けるときのポイント

では、助言を受ける際にどのように対応すれば良いのが考えてみます。

相手の立場や意図を考えること

そのアドバイスが、相手の利益、安心感、保身を優先しているのか、それとも本当にあなたのためなのかを冷静に判断しましょう。

たとえば、金融相談において私にはIFA(Independent Financial Advisor)がいます。IFAとは、特定の金融機関に属さず独立・中立的な立場の仕事をしている人です。

顧客に合わせた提案・相談を無料でしてくれます。こんな都合のいい専門家が「私にとって」最適なアドバイスをしてくれます。素晴らしいサービスです。

本当に私のためなんでしょうか?

そこで、
IFAの目的は何?
IFAはどうやって儲けているの?

こんな視点を持つことが大事なんです。そのIFAについては、下記記事をご参照ください。

参照記事→③大手証券会社は、儲けたいだけなんだね  〜FPとIFA〜


自分の目的・目標を見失わないこと

助言、アドバイスを鵜呑みにするのではなく、自分の目的に進んでいる方向なのかどうか? マイルストンとしての目標に照らし合わせて考えることがとっても大切。

「あなたのため」を強調しつつも、いつの間にか、あなたの目的・目標ごと変更されていて、アドバイザーの都合のよいモノサシに差し代わっていたりしないか、クリティカルに話を聞きましょうね。

複数の意見を取り入れる

たった一人の意見だけに頼るのではなく、複数の視点を集めることで、より客観的な判断が可能になります。

ネットでも多くの情報が溢れていますので、冷静な判断で情報収集をしましょう。その上で、セカンドオピニオンを訪ねることも有効な手段です。

さきほどのIFAを例にすると、私は数名のIFAと複数回の面談しました。最終的に2人と契約をしました。現在は1人のみと面談しています。


真剣に相談に乗ってくれる人を見極めましょう

アドバイスを受ける際には、相手が本当にあなたのためを思って助言しているのかを見極める力が必要ってことになりますね。

時には、その助言が自分の価値観や目標に合わない場合もあるでしょう。ややもすると相談者が年長者、経験豊富な人だったりすると、その人に合わせようとする時があります。

そうしたときは、自分の心の声を大切にし、慎重に行動することです。相手に合わせる必要なんてないんですよ。自分中心で相談しましょう。肩書きや名声に影響されないでね。

「誰にとっての適切な回答なのか」を考えることが、より良い選択をするための第一歩です。


私が相談を受けたとき

私も金融投資相談だけにとどまらず、人生相談、ビジネス相談、キャリア相談を受けています。ちなみにこれは仕事ではありません。

単なるおしゃべりのことを「相談」とカッコつけて言っているだけですw

私が相談を受けた時、正直、あなたのためを思って真剣にアドバイスすることはありません。かと言って、自分のためだけにしているわけでもありません。

あくまでも、自分の経験してきた事例が、相談者のために有効だと思うものを、その人に合わせてお話ししているだけです。私の成功体験が、相談者にとって再現性がありそうなものをお伝えするよう努めています。

自分のためだけではない理由に、多くの相談者さんたちから相談料としてお金を頂かず、無料で実施していることからも理解いただけると思います。

「じゃ、なんで相談を受けているの?」

誰かのためか? 
自分のためか? 

この2択なら結論、自分のためです。

えっ?

お前もか! って言われそう、、、。

私は時間の余裕のある自由な生活をして、かつ、自分の経験が誰かのためになるなら提供しようと考え、行動しているからです。ボランティア精神みたい感じです。この説明のままだとギバーみたいですね。

ボランティアなら誰かのための献身的な態度や行為のことと解釈している方が多いかもしれませんね。もちろん、それもありますが私のボランティアは、どちらかというと、アドバイスや情報提供、資金提供自体が、楽しいので実施しています。

つまり、自分のためなんです。

だから決して自分を犠牲にしてまでは実施しません。時間をやりくりしたり、疲れる果てるまで労働的提供するなんでことはしません。

趣味の範囲で実施しているので、自分が楽しいことだけを実施して、楽しくないことはしませんし、気の合わない人には会いませんよ。

Win-Winであれば良いと考えています。私は自分のためでテイカーの位置付けなのですが、相手のとって、Winであればギバーでもいいのかもしれません。

無料なのですが、それでもお金を払いたい人が多いことがとても嬉しいことです。アドバイスが対価を発生して良いと言っていただけることはとても光栄です。

まとめ

アドバイスを受ける際は、その意図が「あなたのため」か「相手自身の利益のため」かを見極めることが大切です。

家族や職場、専門家からの助言も、必ずしも純粋な善意とは限りません。自分の目的や価値観に照らし合わせ、複数の意見を参考にしながら判断すること。

最終的な選択は自分自身の責任で行い、自分の価値観を軸に決断することが、後悔のない選択につながると考えています。


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まこさん
フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com