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合法詐欺? 祖母からお小遣いをむしり取る孫たち

詐欺について考えてみた。

オレオレ詐欺
特殊詐欺
振り込め詐欺
架空料金請求詐欺
結婚詐欺

思いついただけでも、結構あるな〜
おかげさまで、詐欺に合ったことがないことは無い。

これは当然なのか?
それとも、詐欺にあったこと自体に気づいてないのか?


詐欺とは?

さぎ【詐欺】とは、
人をだまして、金銭や品物をうばったり損害を与えたりすること。《類義語》詐取。 〔法律〕他人をだまして錯誤におとしいれる行為。民法上では、これによる意思表示は取り消すことができ、刑法上では、これにより財物をうばった場合、犯罪が成立する。

出典:広辞苑

合法詐欺とは?

合法詐欺なんて不思議な言葉だね。
合法と違法は反対語で、曖昧はないゾーンはないはず

合法なら詐欺ではない
詐欺なら合法ではない

ってことだよね。
なら、合法詐欺って変な言葉〜

合法詐欺って単語をいくつかの国語辞典で調べても検索されませんでした。
そりゃそうだよね、変だもんね。

でも、こんな単語が一般化してるくらいだから
そんな事例があるんだろうと想像しちゃいますね。

だから、合法詐欺って、
詐欺じゃなくて合法なんだよ。
法律的にはOKだよ、詐欺っぽく見えるのは、
消費者が無知なんだと思う。

もちろん意図的に、騙そうとしている
悪徳業者が悪いことをしていることはわかるけど、
法律に反していないなら、騙せれる方が悪いなって思います。

悪徳業者を容認しているわけでも何でもないですよ。
ただ、無知に人が多すぎるな〜、
日本は心配だな〜 って思っただけです

冒頭に書いた、「詐欺にあったこと自体に気づいてないこと」は、詐欺とはならないはず。だって、わかってないんだから。

特に高齢者。
無知(情報不足)で、安易に人を信じてしまう人たちです。

誰かの参考にあればと、
高齢の母親の例をあげます。


母親の例1 (掃除機)

エアコンの調子が悪いと
地元の電気屋さんを呼んだ。
電気屋さんとは顔馴染み。

そのエアコン修理の掃除に、
ハンディのコードレス掃除機を見たようです。
母親はコードのついた掃除機しか知らず、感動。

母親:「ねぇ、これ欲しい、これと一緒の買いたい」
電気屋:「わかりました、注文しますね」

あっという間に商談成立

私が実家に帰り、見たその掃除機は、SHARP製の新品。
定価70,700円を、700円値引きしてもらったと嬉しそうに話す母。

おいおい、ちょっと待て。
そんなにするか? 
ダイソンじゃあるまいし

ネットで調べると、なんと、3年前の型遅れ品。
定価はあっているけど、半値以下で売られている。
Amazonでさらに、その機種より、数段優れた最新機種が3万で買えるぞ。

やられた〜
多分、地元の電気屋さんの倉庫に眠っていた在庫を定価で売りつけやがったな〜
おまけに、必要のない、交換用バッテリーまで買わされて。

どこにも詐欺の要素はない。
合法だ。
母親は、これと一緒の欲しいとまで言ってるしな〜

合法詐欺って言いたくなる気持ちでした。


母親の例2 (プリンター)

母親は小さい店舗を経営している。
お客さんは1日多くて3人。
地元の人が来て、300円の商品を買って、1時間くらい話し込んでいくだけ。
地元の老老介護の憩いの場所提供と考えれば、それでいいのだろう。

コピー機が必要となり、大手メーカーに電話した母親。
親切な販売員の口車に乗せらて、8万円もするレーザープリンター購入。

おいおい、ちょっと待て。
それ必要か? 

確かに、定価で販売しているし、ぼったくってはいない。

しかし、母親のコピーは、店舗で販売する説明書のコピー30枚くらい。
どうして、高級コピー機が必要なんだよ!
エプソンの5,000円のインクジェットで十分だろ!
いや、コンビニでコピーですれば300円だぞ!

販売員を信じ込んだ母親の人の良さなのか?
手玉に取ったヤリ手販売員なのか、、?


母親の例3 (孫ふたり)

そんな、上記2例が立て続いたので、
大学生の孫(私の息子)2人に、
おばあちゃん(私の母親)の家計を調べさせた。

面倒くさがる孫たちへのモチベーションアップ作戦は、
削減費用がお小遣いとして獲得できるという好条件。

俄然やる気になった孫たちが、見つけ出した無駄の数々は、

イエローページの広告 → 毎年払い続けていた広告費を解約 
地元広報誌 → 毎年払い続けていた広告費を解約 
駅時刻表への広告 → 毎年払い続けていた広告費を解約
障子の張り替え作業 → 業者に頼まず、孫2人作業
夏みかんなど樹木の剪定 → 業者に頼まず、孫2人作業
NTT契約内容の変更 → 不必要なサービスを解約
電気会社の変更 → 中部電力から変更手続き  など

1年分の削減費用を、おばあちゃんから、
多額のお小遣いとして徴収して満足そうな孫2人であった。

実はこの功績は本当に大きくて、サブスクリプションなので、高齢者が気づかないうちに、毎月、毎年、知らず知らずに、徴収されている費用です。

一度見直してしまえば、今後毎月毎年その費用を払う必要がなくなります。

大学生ともなると、おまけに、ファイナンシャルプランナー資格を持つ2人にとって、そのことはすぐ気づいてました。

孫: ねえ、おばあちゃん、この費用削減は、今年だけじゃ無いんだよ。
祖母:どういうこと?
孫: 今年削減した分は、来年も、その翌年も、ずっと削減できるんだよ
祖母:それは、かなり得したね、すごいことだね〜、
孫: あのね、だから、お小遣いは、、、、
父親(私):こら〜、話はそこまで!

これも、合法詐欺じゃないのかな?
おばあちゃんは、喜んでるから、それでいいか。

まあ、どちらにしても、孫に甘いおばちゃんなので、帰省するたびに、
草刈り費用代とか、
墓参り代とか
スーパーへの買い物代とか、

適当に名目をつけては、お小遣いを渡してます。

おばあちゃんにとっての、”してあげる幸せ”
孫にとっての、”してもらう幸せ”
父親にとって、相続対策にもなっており
スーパーWIN-WIN-WIN関係です!!


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