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資産運用益>労働収入
タイトルの、資産運用益>労働収入とは、フランスの学者さんトマ・ピケティ氏が提唱した「r > g」のことです。
rとは、資産運用により得られる富
gとは、労働することで得られる富
を表しています。
ChatGPTに、所得格差を「r > g」で説明してもらいます。
トマ・ピケティ氏の「r > g」という表現は、経済学の中での所得格差の問題を指摘するために使用されます。
「r」は資本収益率(Return on capital)を表し、これはお金を投資して得られる利益の割合です。例えば、お金を銀行に預けて利子を得る場合などが考えられます。
一方、「g」は経済成長率(Growth rate)を表します。これは経済全体の成長や生産性の向上を示す数値です。
ピケティ氏の主張は、一般的に「r > g」(rがgよりも大きい)という状況が続くと、所得格差が広がる可能性があるということです。
たとえば、もし資本収益率(r)が経済成長率(g)よりも大きければ、投資や貯蓄をすることによってお金を増やすことができます。
しかし、一方で経済全体の成長率(g)が低ければ、一般の人々の収入や賃金が増えにくくなる可能性があります。
この状況が長期間続くと、資本所有者や富裕層の富が増え続け、一方で一般の人々の所得がそれに追いつかない状況となり、所得格差が広がると考えられるのです。
このように、「r > g」は経済の側面から所得格差の問題を考える上で重要な指標となります。
わかりやすい表現だったのでそのまま引用しました。
◇ ◇ ◇
さて、近年に日本において、
rとgに具体的な数値を入れてみましょう。
r:年4%の上昇(世界の経済成長率)
g:年1%の上昇(日本の給与上昇率)
って感じでしょうか。
最近30年だと、年1%はおろか、30年で変化なしが日本の給与水準が現状です。2023年になって、賃上げの話題が増えてきたので、消費者物価指数に応じて、g=2〜3%ってところは期待できるかもしれませんね。
「r > g」この意味とは、資産運用をしている人に、労働収入だけの人は絶対に勝ち目はないってことを証明している式です。つらい現実ですが、資産家には労働者はボロ負けします。
税金は国民の義務なので正しく納税しています。税率は、資産運用での税率は20.315%に対して、労働収入に対する最大税率は、所得税45%+住民税10%=55%です。
なんか変な感じがしませんか?
明らかに資産家優遇ですよね。
文句言っても仕方ないので、労働者側から資産家側に移動したほうが良いでしょう。とはいっても、そんな簡単な話ではないので、せめて考え方だけでも資産家が何を考えて行動しているの知っておくと良いかもしれません。
インベスターシンキング(奥野一成著)って本もあるくらいですから。
◇ ◇ ◇
資産運用にはリスクを伴いますが、資産運用してないこともリスクなんですよ。大きな機会損出にしっかり目を向けたほうがいいと思います。(参照記事→投資をするリスク、投資をしないリスク)
「r > g」は経済の側面から所得格差の問題を考える上で重要な指標です。
労働収入を一生懸命働くことと定義づけていると、所得格差は開く一方です。
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